2016年04月17日

1兆円をどうつかうか

イナモトさんのブログをよんでいると、
「お金と人間の構想力」として、
もし「1兆円宝くじ」があたったら、という記事があった。
http://d.hatena.ne.jp/yinamoto/20151128
1億円でも想像しにくい金額なのに、
それよりもはるかにおおいお金を手にしたとき、
どんな反応をみせるかで、
そのひとのスケールがはかれるかも、とある。

「1億円って、何万円?」というわらい話があったけど、
ほんとうに、1兆円は 1億円がいくつあつまったものだろう。
数字にすると、1,0000,0000,0000円。
ゼロが12個もならぶ。
たぶん1兆円は1万個(「個」というのもへんだけど)の1億円だ。

本多勝一さんは、金額をあらわすときのコンマを
4桁ごとにつけているので、それにならってみた。
一般的にもちいられている 3桁ごとにコンマをつける表記は、
欧米のかぞえ方にはあっているけれど、
日本語ではわかりにくいからだ。
たしかに、4桁ごとのコンマにすると、
1兆円は1億円が1万個あつまったものと、すぐわかる。
わかるけれど、あまりにもおおきすぎて想像力がおよばない。
わたしの得意なラーメンを何杯たべられるかでたとえると、
ラーメン1杯が500円の場合、20億杯となる。
まだおおすぎて、やっぱりなんのことだかわからない。

「いち、に、さん、し・・・」と
声にだして1からかぞえると、
ひとは死ぬまでに1億までたどりつけない、
という説をよんだことがある。
それだけ1億はとんでもない数字ですよ、というひとつの例だ。
おおまかに計算してみると、たしかにわたしの場合は
一生かけても 半分の5000,0000までくらいしか
かぞえられそうにない(個人の感想です)。
1億でもそれくらいとほうもない数なのだから、
それが1万個あつまった1兆は 実態としてとらえにくい。
しらべてみると、島根県の2016年度予算は約5300億円らしい。
とはいえ、島根の予算とくらべたところで、
やっぱり1兆円のとらえにくさはかわらない。
島根がちいさすぎるのか、1兆円がおおきすぎるのか。

はじめのはなしにもどり、人間の構想力としてみたときに、
1兆円はあまりにもなじみがないので
とっさにアイデアをしめせない。
1億円なら島をかって、旅行をして、
いくらかは寄付もしてと、
すぐに予算をたてれそうだけど、
1兆円になると わたしにはスケールがおおきすぎる。
ふだんから1兆という数字にしたしんでないと、
1兆円はつかいこなせない。
なにしろ、ラーメンなら20億杯、
まいにち1億円つかったとしても、
30年ちかく はたらかずにあそべる金額なのだ。
鷹の爪団にいれてもらい、
世界征服にのりだすくらいが 現実的なつかい道だろうか。

posted by カルピス at 20:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする