2016年05月07日

草をかるから のびてくるのかも

きょねん庭仕事のアルバイトで 木の剪定をしたとき、
こんなにきっても大丈夫か?
と心配になるくらい大胆に枝をかりこんだ。
それくらいふかくハサミをいれて ちょうどいいそうで、
つよ気の剪定に すっかり感心した。
こわごわ枝をかるのではなく、ばっさりきってもいいという説明が、
初心者のわたしには わかりやすかった。

でも、ほんとはそんな単純なことではなく、
どうもわたしの解釈が度をこしていたようだ。
プロの庭師さんがいうには、
あんまりふかく枝をきると 木がおこり、
かえってのびすぎてしまうらしい。
そっとしておけば、木だってむちゃなのび方はしないのに、
へんにつよい刺激をあたえると、反発をまねくというのが
いかにも木の心理をついているかんじで、いいはなしだ。

そういえば、きょねんの秋に草をからないで
ほってあった田んぼには
春になってもあまり草がはえてこない。
こまめに草かりをした畑のほうは
いま雑草がおいしげっている。
草をからなければ、むやみにのびないというのは
すてきな発見だ。
草をからないからはびこるのではなく、
草をかるから、それだけのびるというのは
ひとつの真理ではないか。

美意識からか、草いっぽんものこさないよう、
たんねんに草とりをしているひとをみかけるけど、
そんなことをするから草ががんばってはえるのかもしれない。
そこそこの草とりにおさえておけば、
草のほうだってそこそこにしかのびようとしないのでは。
草だらけの田んぼ.jpg
1週間まえに土団子で種まきをした田んぼは、
秋からほったらかしたままだ。
きょねんは種をまいてから、草刈機で草をかりとったけど、
自然農法をかかげていながら 習慣にしたがって草をかるのは
余計なことにおもえてきた。
ことしはもうすこしようすをみて、
稲が草にまけそうなら手つだうくらいにとどめたい。

posted by カルピス at 13:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 農的生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする