2016年08月15日

錦織圭選手とモンフィース選手の熱戦を 冷静にながめていたアホなわたし

お盆を配偶者の実家ですごしていたとき、
テレビをつけると男子テニスの準々決勝、
錦織圭選手とモンフィース選手の試合をやっていた。
1-1で3セットにすすみ、その3セットめも
タイブレークにさしかかっている。
あぶなげなく錦織選手が点をかさね、
さいごにモンフィース選手がからだをなげだして
ボールをおったけど、ほんのすこし とどかなかった。
そのまま錦織選手のかち。

わたしは、タイブレーク、
しかも錦織選手が連続で点をいれたときからみたので、
じょうずにボールをちらす頭脳的な錦織選手のまえには、
ちからばかりの相手選手はかてっこないな、
なんてえらそうに分析していた。
でも、あとで「観たぞ、リオオリンピック!」をみると、
この試合はものすごい接戦で、タイブレークにしても
3−6でモンフィース選手に マッチポイントまでせまられてから
錦織選手が5ポイントを連続できめるという
ありえないほど感動的なかち方だった。
だから試合がおわったときに、
錦織選手がタオルに顔をうずめ、
しばらくうごけなかったんだ。

「観たぞ」をよんでたときには、
そんなすごい試合だったら ぜひみたかったな、とおもい、
いくつもよせられている あつい投稿をよむうちに、
これはわたしが配偶者の家でみた試合だと気づいた。
すばらしい試合をみているのに、
まったく内容についていけず、
淡々と「かち・まけ」だけに反応していた
自分のひくい観戦力にがっかりする。
こんなわたしだから、「観たぞ」のたすけが必要なのか。
おおくの「観たぞファン」が 胸をあつくした試合に、
まったくこころをうごかされなかったわたしは なんなのだ。

「観たぞ」にのっていたいいはなしで、
(読者)永田さん。
十年以上片想いしてる彼から
    「オリンピックがおわったら会えるよ」
と言われました。

     このオリンピック、いつまであるんですか?
(ぷにこ)
(永田)ええと、8月22日ですね。
    
    23日の夜に約束してください。

ひとによって、いろんなオリンピックがある。

錦織圭選手は、そのあとの準決勝をおとしたものの、
3位決定戦でナダルをやぶっての銅メダル。
メダルがとれてうれしいというよりも、
しっかり応援できなかった準々決勝が記憶にのこる。
あの試合にのめりこめなければ、テニスをみる意味なんてない。

posted by カルピス at 16:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする