2016年08月18日

リオオリンピックでのオープンウォータースイミング

リオオリンピックでのオープンウォータースイミングをみる。
2.5キロのコースを4周する。
マラソンスイムといわれているように、
水泳の10キロは、陸上の40キロと
ほぼおなじ競技時間(2時間)なので、
まさしく海でおこなわれる水のマラソンだ。
オリンピック競技になって3度めということで、
まだ競技としての歴史があさいことから
ルールや運営方法がまだ洗練されておらず、
それだけちからくらべのレースとなる。
そと海でおよぐのだから、波の影響もつよいし、
最短距離でおよぐためのコースどりも、
水のなかでは そう簡単ではない。
いろんなことが、これからととのっていくのだろう。
ほかの競技だと、用具やトレーニング方法、
戦術などができあがっており、選手強化やレースでの作戦も、
そんなに奇抜なものはあらわれないけれど、
オープンウォータースイミングは、まだこれからの競技だ。

25人がスタートをきった。
トライアスロンでは、もっと人数がおおいので、
とおくからみるとイケスの魚みたいだけど、
25人ではそれほどの団子状態はできない。
選手たちのまわりを船やカヌーがとりまいている。
なんだかかこいこみの漁をしてるみたいだ。
スタートしてすぐに、ひとりの選手が集団をぬけだした。

水温が21℃。競泳のプールは26〜27℃なので、
わたしにとって21℃はめちゃくちゃつめたい水温だ。
選手たちは、きびしい環境になれているひとたちなので、
競泳の選手よりも脂肪をたくわえたごつい体格のひとがおおい。

給水ポイントでは、つりざおみたいな棒に
ボトルをつけて選手にわたしていた。
選手はそれを、背およぎの姿勢になってのみ、
からっぽになったボトルをなげすてる。
どうみても 水族館で調教ちゅうのラッコやアザラシのしぐさだ。

海をまっすぐおよぐのは かなりむつかしく、
わたしなんかだと、なんども顔をあげてコースを確認しなければ
いつのまにか左にそれてしまう。
オープンウォータースイミングの選手たちも、
ときどき顔をまえにむけて、位置を確認しているとはいえ、
自信をもってコースどりしているのがすごい。
コースロープや 水のなかの目じるしなしで、
よくまっすぐにおよげるものだと感心する。
今回のレースでは、2時間およぎながら
さいごまで集団がくずれず、
かたまりとなってゴールになだれこみ
板をタッチしていた。

はじめてみるオープンウォータースイミングは、
しらないだけに すべてが新鮮だった。
冬のオリンピックもそうだけど、
マイナーな種目は オリンピックでないと
なかなかテレビでみられない。
4年後の東京オリンピックでは、
給水方法やゴールのやり方がかわらないだろうか。
かんがえたすえに きまった方法とはいえ、
いくらなんでもつりざおでの給水はむつかしすぎる。
板をタッチしてのゴールにもおどろいた。

posted by カルピス at 22:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする