2016年08月19日

原作と、映画化された作品の印象

『本の雑誌 9月号』の特集は「映画天国!」。
原作と映画化された作品だけでなく、
映画についてかかれた本だって
「本の雑誌」の守備範囲なのだから、
映画と本とは あんがい関係がふかい。

わたしがこのブログでとりあげた映画のうち、
原作をよんだものにかぎると、

『シンドラーのリスト』
『きょうのできごと』
『イントゥ・ザ・ワイルド』(原作は『荒野へ』)
『ノーカントリー』(原作の邦題は『血と暴力の国』)
『ザ・ロード』
『桐島、部活やめるってよ』
『マディソン郡の橋』
『ハンニバル』
『思い出のマーニー』
『華麗なるギャツビー』
『WOOD JOB』(原作は『神去なあなあ日常』)
『テルマエ・ロマエ』
『探偵はBARにいる』(原作は『バーにかかってきた電話』)
『羊たちの沈黙』
『スタンド・バイ・ミー』
『スティング』
『ゴッド・ファーザー』

だいたい どの作品もじょうずに映画化されていて、
原作と映画の両方をたのしめるのだけど、
『テルマエ・ロマエ』と『探偵はBARにいる』には
なじめなかった。
とくに『探偵はBARにいる』はとちゅうでやめてしまったほど
わたしの解釈とちがう「ススキノ探偵」だった。
映画化は監督しだいだ。

よんでからみるか、
みてからよむかについては、
とくにきめてないけれど、
原作をよみ、もっとその作品にひたりたくて
映画をかりてくるほうがおおい。

印象にのこっているのが
『桐島、部活やめるってよ』で、
原作にでてくる高校生たちから
いくつもの日本映画、たとえば
『ジョゼと虎と魚たち』をおしえられた。
映画もまた原作とはちがう味があり、両方とも傑作だ。

posted by カルピス at 20:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする