「我が家の猫が20歳を迎えました」(木村岳人)がのった。
http://portal.nifty.com/kiji/160831197311_1.htm
ネコの20歳は人間でいうと96歳であり
めったにない ながいきといってよい。
わたしなんかがちょっとなんだけど、
読者を代表して(えらそう)おめでとうをつたえたい。
なにしろ96歳である。
そんなにながいきしてくれるのは、
いっしょにくらすものとして これほどありがたいことはない。
記事には、彼女(キジトラ)とのであいから、
このごろのようすなどが、淡々と記録されている。
日常のひとコマとして、しずかでしあわせな報告だ。
その猫人生は決して順風満帆なものではなく、生後一年ほどで大きな病気を患い生死の境をさまよったこともある。一ヶ月くらい入院していたのだが、その間は ずっと腕に点滴の針を刺していたので、無事完治して退院してからも寝る時には右前脚を前に出したままにする癖が残っていたのを覚えている。
記事には老化と介護についてもおおくふれている。
ほとんどいちにちじゅうねていたり、
老化による幼児退行のようすもしるされている。
歯がよわってきたので、
それまでカリカリをかみくだけなくなり、
ジェル状のフードをまぜて たべやすくしているそうだ。
このごろは食欲がおちたので、輸液して
水分をおぎなうようになっているともある。
これだけ高齢だと、生きているだけでたいしたものなのだから、
いろんな症状がでてきてもあたりまえだ。
写真をみるかぎり、表情はしっかりしているし、
とくにやせてもないので、
もうしばらくは著者といっしょにすごせるだろう。
我が家ののピピは、今月末に15歳の誕生日をむかえる。
2年まえに口内炎をわずらい、
満足にのんだりたべたりができなくなった。
たべられなければ、もうさきはながくないだろうと、
おわかれを覚悟したのに、
いたみにたえながら そのあと2年も生きている。
まさか2年も生きてくれるとはおもわなかった。
突然のおわかれはつらすぎるけど、
もうしっかり介護できたので、
死ぬときがきたら、そのまましずかにみおくりたい。
20歳はさすがにむかえられそうにない。