2016年09月05日

「人口15万人ぐらいの町がちょうどいいなと思う」(林雄司)に共感する

デイリーポータルZのwebマスターである林雄司さんが、
個人ブログ「web やぎの目」で
「人口15万人ぐらいの町がちょうどいいなと思う」
とかいている。取材でいった石巻・宇部・鳥取が、
どこも15万から20万人くらいなのだという。
http://yaginome.jp/?p=1157

わたしがすむ松江市も、人口20万ほどで、
たしかに「ちょうどいい」を実感できる。
ちょっと車をはしらせれば すぐ海にでるし、
反対方向にはもちろん山がある。
おまけに県庁所在地なので、
県立図書館とか県立プールなど、
県立の施設が松江市にあつまっていて、たいへんたすかる。
よこにながい島根県の、松江市はかなり西側にあり、
そんなところに県庁所在地があるのは、
県のまんなかや、東にすむひとにしたら
うけいれがたい不平等だろう。
その点、アメリカは、州の中央に州都があるそうで、
そんなところだけは気がくばわれている。

わたしが「人口15万人ぐらいの町がちょうどいい」を実感するのは、
県立プールでおよぐときだ。
50メートルプールをひとりで占領できたり、
夕方の利用者がおおそうな時間にいっても、
25メートルプールのコースをひとりじめできる。
ほかの例では、免許の更新や、パスポートをとるのもすぐだし、
市役所や職安で ながくまたされたりしないし、
保育園の待機児童はすくないし(とおもう)、
自転車にのれば、たいていのところへすぐいける距離だし、
おまけにきれいな女性がおおい。

ネットで市町村の人口をしらべてみると、
東京都の立川市が17万人、
小平市が19万人、三鷹市が18万7000人と、
松江市よりすくないことになっており、にわかにはしんじがたい。
わたしの姉が立川市にすむので、
なんどもいったことがあるけど、
あの町よりも松江市の人口がおおいわけがない。
おおいわけがないのに、統計上そうなっているのは、
もちろん それだけ人口密度がひくいからにすぎない。
立川市がkm2あたり7200人、松江市が360人と、
立川市の1/20しかひとがいないから、
プールのコースをひとりじめできたりするのだ。

肝心なのは、林さんがかいている
それより小さいとなにもない感じになるし、もっと人口が多いと駅前にルミネと成城石井とユニクロが現れて興ざめである。
という点にある。
ちいさければいいというものではないし
(図書館のない町になんかすみたくない)、
ルミネばかりがめだつ駅前もいやだ。
ちょうどいい規模の町にうまれてよかった。

posted by カルピス at 21:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする