このところカゼぎみで すっきりしなかったのが、
きのうの仕事(キャンドルナイト)でいっきにひどくなった。
さむいなか、ほとんどうごかずに じっとしていたので、
すっかりからだがひえきってしまった。
けさおきると、ノドと関節がいたい。
こりゃとても仕事にならないなと、
午後からいれているアルバイトをやすもうとおもった。
すこしまえの「今日のダーリン」で糸井重里さんが、
カゼをひいたときは もっとやすもう、みたいなことをかいていた。
しっかりしないからだでは 仕事にならないし、
ほかのひとにカゼがうつる心配もある。
なんでむりして仕事にでる風潮が 日本にはあるのだろう、みたいな。
わたしも、すこしぐらいのカゼなら
バファリンをのんでごまかしてしまうクチだ。
仕事をやすむうしろめたさが ぬけきれない。
でも、きょうは気がるにやすむ練習として
ちょうどいいシチュエーションではないだろうか。
アルバイトをたまにやすむからといって、
そんなに深刻にとらえなくてもいいし、
それこそ発送の仕事にミスがあってはならない。
もういい歳なのだから、本気でからだをいたわったほうがいい。
アルバイトをやすむのをおもいついたときから、
いっぺんで気がらくになった。
新聞をよみながら ゆっくり朝ごはんをたべる。
床そうじをすませて コーヒーをいれる。
時計をみると、もう10時になっていて、
いまから「カゼをひいたので 仕事をやすませてください」
といいだすのは、バイトさきにすごく迷惑だと気づいた。
10時にやすむといわれたら、
その穴うめはお店のひとがやらなければならない。
わたしが逆の立場なら、もっとはやく連絡しろよ、
とおもうにちがいない。
そうじでからだをうごかしたせいか、
あんがい気分はしっかりしている。
食欲も、いつもとかわらないだけあった。
いまから「やすませて」の連絡をいれるより、
3時間くらいなら がんばってみるか、という気になってきた。
なんだかんだいって、けっきょくやすめない。
日本的な なんやかやを、批判しがちなわたしだけど、
そんなわたしこそが 典型的な日本人だ。
せっかくいちどは「やすもう」ときめていたのだから、
アルバイトにでるのなら、なにかごほうびがほしくなった。
ひさしぶりにDVDでもかりてこようか。
そうやってニンジンをぶらさげたがるのも、
日本人の特徴だったりして。