2016年11月22日

業務日誌のようなブログがすき

わたしがすきなブログに、
日記というか 業務日誌みたいに、

・朝おきたときの体調
・自家用車による通勤のようす(まわりの景色・渋滞など)
・昼ごはんにコンビニでなにをかったか
・夕方のジョギングの距離とタイム
・夕ごはんのメニューと酒の量

など、日々のようすをこまかく記録しているブログがある。
ときどき個人的な意見がはいるものの、
基本的には「なにをしたか」の記述が延々とつづく。
仕事がきらいなのもわたしとにていて、
あとなんにちでやすみだ、なんて週末にちかづくとかいてあるし、
月曜日はたいていげんなりした気分の告白からはじまっている。
読書量や音楽についての知識、そもそも一般常識も
ふかくわきまえたひとだからこそ、
ただの日記なのにじゅうぶんおもしろいのかもしれない。

わたしはひとがなにをかんがえているかより、
なにをしたか、なにをたべたかに興味をそそられるようだ。
ひとの日記なんて、どうでもよさそうなのに、
どこへいってなにをかい、なにをたべたかを
ずっとつきあってよんでいる。
すこしまえの『本の雑誌』で、日記の特集があったけど、
たしかに日記はよみものとして魅力がある。

この方は、こまめに記録をとるぐらいだから、
自動車の燃費にもけっこうやかましく、
渋滞で燃費がのびないときなど、さも残念そうにかいている。
かとおもうと、まいにちコンビニで
お昼ごはんのおにぎりや缶コーヒーをかっているので、
燃費をうるさくいうのは、
けしてわずかなお金をけちってのことではない。
本来あるべき数字(燃費やランニングのスピード)からとおざかると
おもしろくないひとのようだ。
原理・原則に忠実でありたいひとなのだろう。

わたしもときどきコンビニでコーヒーをかっていたけど、
わたしの場合はただのケチンボだから、
このごろは身の程にあった場所で かいものをするようになった。
たとえばフタをしめるボトルタイプのコーヒーが、
コンビニでは130円くらいするのに、スーパーでは100円をきっている。
おなじものなのに、これだけ値段がちがと わたしには抵抗がつよい。

缶コーヒーはめちゃくちゃ種類がおおく、
かうお店によっても値段がずいぶんちがう。
自動販売機・コンビニ・スーパー・業務用スーパーなど、
とてもおなじ商品とはおもえないほど値段に差がある。
すこしぐらいたかくても、ほしいときにさっとかえるから
コンビニはありがたいのであり、
単純に値段だけでくらべてはお店の「価値」をあやまってしまう。
わたしがコンビニでの缶コーヒーをとりあげたのは、
ただたんに、自動車の燃費にうるさいひとが、
コンビニでのかいものには抵抗がないのを
おもしろいとおもうからだ。

業務日誌なのだから、ネタにこまったりしない。
おなじような日がつづいても、
おなじような日がつづいたとかけばいい。
おなじような日がつづいたという事実が大切だから。
わたしが無理やりネタをいじくりまわす日でも、
このひとは いつものように 業務日誌的な内容を記録する。
そのいさぎよさが うらやましいのかもしれない。

posted by カルピス at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする