2016年12月08日

ふつうがえらい

職場で将来的な事業展開が話題にのぼったとき、
いまのかたちをつづけるだけでも
どれだけたいへんか、というはなしになった。
職員がなんにんかあつまって仕事にとりくむ場合
(会社はたいていそうだ)、
職員や、職員の家族が病気でたおれたら、
仕事はおもわくどおりすすまなくなる。
きょうとおなじ日が、これからもつづいてくれるのが
いちばんありがたい。
スーパーエリートが短期間に集中してちからを発揮するよりも、
あたりまえの職員が、あたりまえに
コツコツと仕事をすすめることが どれだけとうといか。
ずいぶんこころざしのひくいはなしみたいだけど、
「ふつうがえらい」「あたりまえがどれだけたいへんか」
というはなしは、
「がんばらない」がすきなわたしに ぴったりの話題だった。

たいていのことは、ふつうにつづけるだけで
じゅうぶんえらいのではないか。
よく、◯◯はできてあたりまえ、なんていうけど、
そのあたりまえのことでさえ、
つづけるのはあんがいたいへんだ。
1回や2回だけなら、なんてことなくても、
それを毎回かかさずやりのは それなりにちからがいる。

あたりまえのことを、あたりまえにこなせば、
それだけであるていどの仕事をしたといえる。
そんな日をながくつづけたら、
全体としては着実に成果があがってくる。
けっきょく大切なのは、健康でどれだけ仕事にとりくんだかになる。
「生きてるだけで丸もうけ」とだれかがいってたけど、
仕事にしてもそんなかんじだ。
健康なからだで職場にかよい、
あたりまえの仕事をこなすだけでも
8割がたの責任を りっぱにはたしている。

わたしのまいにちは、きわめて平凡 かつたいくつなので、
はなばなしい成果をあげるひとをみると がっかりしがちだ。
このあたりまえな生活に、
もうすこし自信をもってもいいかもしれない。
規則ただしく くらし、仕事にまいにちかよう。
人畜無害で 波風をたてず、あたりさわりのない日々をおくっている。
ただそれだけでも それなりの人生であり、
ふつうがじゅうぶんちからをもつというとらえ方は、
わたしの価値観とかさなり、ストンとおなかにおちた。

posted by カルピス at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする