きょうから4泊のセブ島旅行へ。
ひとりの旅行がおおいから、
今回は配偶者の都合をまずたずね、
彼女がうごける日程を優先させて計画をたてる。
でも、旅行がちかづいてくると、
「やっぱりやめた」と配偶者がいいだした。
実家の父親が心配なのだそうだ。
リゾートにひとりでいったってしかたないし、
ツアーのほうがいいホテルにとまれるのに。
はしごをはずされたとは、こういうかんじなのだろう。
でも、とにかくひとりでも でかけることにした。
セブは はじめてだし、外国旅行は2年ぶりだから。
こんかいのテーマは、荷物の軽量化にどこまでこだわれるか、とした。
スマホをもっていくので、電子辞書はやめた。
カサはもっていかない。
めざまし時計と裁縫道具もおいていく。
空港でねるわけじゃないから、寝袋もなしだ。
本も、いつもなら10冊の文庫本をカバンにいれるけど、
こんかいは3冊だけだ。あとはキンドルにいれた
『ハックルベリー・フィンの冒険』が
ありあまる時間を なんとかしてくれるだろう。
カバンだって いつものスリーウェイバッグではなく、
30リットルのバックパックにする。
そうとうな覚悟でいどんだはずなのに、
軽量化の夢は、いつもながら失敗におわる。
カバンに荷物をつめてみると、
必要なものばかりをえらんだつもりでも、
それだけですでにぎゅうぎゅうづめだ。
逆上してしまい、電子辞書とスマホの充電池もカバンにいれる。
出発の時点ですでに荷物でいっぱいだから、
防寒用のフリースやウィンドブレーカーは、
関空についた時点ですでによけいな荷物でしかない。
関空には、発売されて間のない
村上春樹さんの『騎士団長殺し』がツタヤにならんでいた。
話題作をもっていけば、それなりのおもいでになるだろうけど、
きっとセブ旅行イコール『騎士団長殺し』になり、
ごちゃまぜなへんな記憶がのこるだろう。
それに、これ以上 荷物をふやしたくない。
島根からセブ島へいくのは、おもってたよりたいへんだ。
自宅から出雲空港まで車で。
プロペラ機にのって伊丹につくと、リムジンバスで関空へ。
つくのがはやすぎたため、チェックインまでしばらくまつ。
荷物検査にはながい列ができている。
さいわい出国検査はすぐにおわる。
フィリピンエアラインの出発ゲートまで、
航空内をはしる電車にのった。
心理的には、空港の奥ふかくにはいりこんだ気がする。
そのうえ、予定しているセブ島ゆきの便は、
2時間おくれての出発になり、現地には夜9時の到着といわれた。
イミグレや空港からのタクシーに手間どると、
ホテルにつくのは夜おそくになりそうだ。
バタバタしてるうちに、ブログがかけないといけないので、
空港内でブログをアップしておくことにする。
待合室のFreeWi-Fi環境はもうしぶんない。
セブ島についての豪華な晩ごはんをたのしみに、
あと3時間のまち時間をなんとか有意義にすごそう。
旅行では、あいた時間をどうするか、がつねについてまわる。
移動だけでなく、まち時間こそが旅行の真髄かもしれない。