お天気のなか、おもっていたよりからだがよくうごき、
たのしいジョギングとなった。
家にもどるとすぐシャワーをあび、冷蔵庫から缶ビールをとりだす。
はしりながら ずっとビールがあたまにちらついていた。
至福のとき。
原則として、6時よりまえの飲酒をきんじているけど、
ときにはきまりをやぶるから人生はたのしくなる。
ささやかだけど たしかなしあわせといえば、
村上春樹さんの「小確幸」が有名だ。
村上さんは、日常をここちよくいきるるコツとして
小確幸のたいせつさをときどきかいている。
スペシャルなイベントではなく、
ちいさなしあわせであるところがミソだ。
たとえばわたしにも・・・、とかきだそうとしたけど、
ビールとかお風呂とか、からだが直接かんじる快楽ばかりだ。
あまりにもあたりまえすぎて 気がひける。
デイリーポータルZには、ひろく読者にアイデアをつのる企画がある。
最近では、エレベーターとエスカレーターを
どうやってつかいわけるかのコツをもとめていた。
区別がつかなくて、なやんでいるひとが
あんがいおおいらしい。
いまは「ゴールデンウィークの予定を教えてください」
http://portal.nifty.com/kiji/170428199467_1.htm
をやっている。
リアルな計画ではなく、「あくまで予定」でいい、
というのがおもしろい。
たとえば
「バイクで北海道1周(バイクを買うところから)」
予定や計画、それに目標というと、実現しなければ意味がない、
みたいなかたぐるしさが きゅうくつになりがちだけど、
「あくまで予定」でよければ なんでもいえる。
なにか気のきいたことをいおうとするから
ちからがはいったり、口にだすのをためらってしまう。
デイリーポータルZぐらい敷居をひくくしたら、
たくさんのアイデアがあつまりそうだ。
「予定にしばられる」という言葉があるが、たまには予定は未定であるという余裕を胸に抱いてもいいのではないか。
予定は自由だ。未来のできごとは誰にもわからない。ならばでかいことを言おうじゃないか。
小確幸も、ひろく全国民によびかければ、
さまざまなテクニックがあがってきそうだ。
そうやって、ここちよく日常をすごせれば、
日本はもっと平和になるのでは。
はなしを世界へひろげると、日本だけのアイデアにとどめず、
全世界から「小確幸」をつのれば、しあわせはもっと盤石となる。