2017年04月14日

『ブルース・ブラザーズ』ふたたび

BSプレミアムで放映された『ブルース・ブラザーズ』を録画する。
すこしまえのブログにかいたとおり、
http://parupisupipi.seesaa.net/article/445197530.html?1492171735
わたしはこの作品がだいすきなのだけど、
短縮版のようで、レンタルDVDと訳がすこしちがう。
カットされている部分もあり、いまひとつはいりこめない。
ひとりでごはんをたべるときに、すこしずつみていた。

夜おそく、ピピがごはんをせがんで わたしのベッドにきた。
台所へいって、ピピのカンヅメをあける。
ピピがたべるのをまつあいだ、中途半端な時間ができたので、
『ブルース・ブラザーズ』を再生する。
ちょうどホテルでのコンサートがはじまるところで、
ここまでくれば 訳がどうこうはなく、
ごきげんにのっけてくれる。
ピピにみちびかれるかたちで、
2どめの『ブルース・ブラザーズ』をたのしめた。

この作品は、全編にブルースのかおりがただよっている。
ブルースとはなにかが、この作品をみればわかる。
主役の2人だけでなく、2人にくどかれて
バンドにくわわる仲間も、警察も、ネオナチも、
だれもがブルースの精神で生きている。

コンサートをぬけだし、警察の包囲網をやぶって
シカゴの税務署へむかう場面では、
エルウッドがポンコツのダッジにのりこむと、
以下のことばをつぶやく。
シカゴまで170キロ。
ガソリンは満タン。
タバコは半箱。
闇夜にサングラス。

ブルースだ。

パトカーが何十台もへしゃげていく
めちゃくちゃなカーチェイス。
ブルース=ブラザーズたちの、
ふとくてみじかい(おそらく)人生に一票をいれたくなった。
ブルースに生きようとすると、人生80年はながすぎる。

映画のラストにごきげんになったわたしは、
ズブロッカで祝杯をあげる。
ピピがおこしにこなかったら、はやめにやすんでいた夜なのに、
余計な酒のおかげで あしたはきっとふつかよいだ。
それもまたブルースなのでしかたない。

posted by カルピス at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする