2017年07月13日

むすこがお世話になった保育園の移転・新築計画

むすこがお世話になった保育園から
「応援する会」の案内がとどいた。
移転・新築するにあたり、ご協力をおねがいしたい、とある。
建物がふるくなり、改築が必要だけど、
市は整備費をすんなりはだしてくれない。
待機児童への対応として、定員数をふやすための計画なら
市からみとめられやすいので、
おもいきってあたらし場所へ移転・新築するという。
すでに市からは計画がみとめられ、
来年の4月からの開所にむけて建物の設計や、
近隣の自治会への説明会をひらいていく段階へとすすんでいる。
そして、いちばんの問題は財源の確保となるので、
「応援する会」をたちあげて、関係者に寄付をつのることとなった。

むすこが卒園してから14年もたつけれど、
この保育園にすっかりお世話になったという気もちが
いまもわたしにはある。
わたしだけでなく、おおくの保護者がおなじおもいをもっており、
会にあつまった元保護者からは、
当時をなつかしみ、感謝の気もちをあらたにし、
ちからになれることがあれば なんでもしたい、
という発言がおおくきかれた。

むすこがかよった保育園は、
「さくら・さくらんぼ」とよばれる保育をおこなっており、
ゼロ歳児から泥だらけになって「あそびきる」。
年長さんになってもよみ・かきや計算の勉強はまったくしない。
ものがたりをきき、それを絵にかいたり、
リズム体操やダンス、和太鼓にとりくむ。
ちいさな子どもたちは、
年長さんのたくましいすがたに あこがれてそだち、
年長さんがとりくむ和太鼓や体操を
尊敬のまなざしでみつめている。

わたしだってむすこにたいし、
親として できるだけのことをしたとおもっているけど、
ひととして大切なちからを
この保育園により やしなってもらえた。
わたしはむすこがなにをしても、
ひととしてちゃんとそだったとしんじられたので、
安心してほったらかした。

寄付をつのる、といわれると、
じっと下をみてやりすごしたいものだけど、
「応援する会」にかけつけた保護者・元保護者からは、
まえむきなアイデアがいくつもだされた。
職員の方だけでは負担がおおきすぎるので、
保護者の役員会で事務局をつくり、
これからの運動をすすめることになる。
いくらすぐれた方針の保育でも、
寄付となればまたべつな苦労をともなう。
でも、この園のためならと、
ファンとなった保護者がたくさんいる。
おおくのひとの協力をえて、
きっとすてきな新園舎ができあがるだろう。

posted by カルピス at 21:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする