9月4日は、ブログをかきはじめて6年目となる記念日だった。
10年連続をめざし、いまようやくその2/3までこぎつけた。
あんがいへっちゃらかも、とおもう日があるかとおもうと、
適当なネタをおもいつかず、むりやりのりきることもある。
きょうもまた、そんないちにちかもしれない。
なにしろ、みてもいないのに、サッカーの試合についてかくのだから。
サッカー日本代表は、Wカップアジア最終予選の最終戦で、
サウジアラビアと対戦した。結果は0-1の完敗。
8月31日におこなわれた対オーストラリア戦にかち、
6どめのWカップ出場をきめていたからよかったようなものの、
もしあの試合をおとしていたらとおもうと ぞっとする。
どうしてもかたなければならないサウジアラビアと
アウエーでたたかうなんて、
ナイーブな日本代表には たえられそうにない。
時差の関係で、試合は日本時間の午前2時30分
(9月6日)からはじまった。
もうWカップの出場がきまっているので、
深夜におきて(あるいは ねないで)
つきあうほど大切な試合ではない。
録画して、夕方にゆっくりみようとたのしみにしていた。
結果のわかった試合を録画でみる是非はともかくとして、
消化試合ともいえる試合なので、安心してみられるはずだ。
でも、録画に失敗し、試合結果だけをしることとなる。
そのうち試合のようすが耳にはいってきて、
あまりかんばしくない内容だったのをしる。
オーストラリアとの試合が、
攻守とも すばらしくはまっていたので、
わたしは手ばなしでよろこび、
日本代表のさらなる可能性によいしれた。
でも、かたなければ2位以内にはいれない
サウジアラビアが相手では、状況はかなりきびしくなる。
ましてやアウエーなのだから、
気象条件やスタンドからのブーイングなど、
おおくの点が日本にとって不利な環境だ。
日本チームは、先取点をゆるしたあとも、
自慢の堅守速攻がちぐはぐなまま、
ずるずると試合終了をむかえたようだ。
オーストラリア戦といれかえた選手たちが、
めだったはたらきをしなかったようで、
収穫にとぼしい最終戦となった。
なんどでもくりかえしていうけど、
ほんとうに、オーストラリア戦で
Wカップ出場をきめていてたすかった。
試合をみていないのに、
その試合についてブログにかくのは「あり」だろうか。
村上春樹さんの小説にでてくる「撲」なら、
試合をみずにブログをかくのが、はたしてただしい行為だったのか
わたしにはわからない、とかいって、なやんでみせる場面だろうけど、
こんなのに「ただしい」も「ただしくない」もない。
サッカーの感想から、ただの日記へと、
わたしのなかでのジャンルがうつっただけだ。
とはいえ、だいぶまえの読書で、
村上龍さんが、よんでいない本の解説をかいたとしり、
おどろいたことがある。
それにくらべれば、まだ罪はかるいのではないか。