せんじつのタイ旅行では、ほぼ毎日マッサージへかよった。
もともとマッサージがすきなのにくわえ、
一年ほどまえからつづいている左肩のいたみを
なんとかしてもらいたかったからだ。
タイでのマッサージは、いくつものコースからえらべる。
タイ式マッサージ・足マッサージ・薬草マッサージなどがあり、
おおくの店が1時間200〜300バーツの値段をかかげている。
滞在のはじめの一週間は、
タイ式マッサージにより全身をほぐしてもらう。
気もちはいいものの、左肩にもっと時間をかけてもらいたかったので、
後半の一週間は、「背中・肩コース」にきりかえている。
施術者の技術にもよるけど、
この「背中・肩コース」は気もちよかった。
いたいとおろに、ちからをこめてもんでくれる。
さいごの日にうけたマッサージはとくにピンポイントのせめで、
サービスに満足しておもわず20バーツのチップをわたした。
1時間200バーツ(700円弱)のコースなので、
たいした額ではないにしても、
チップをわたしたくなるぐらいの至福な時間だった。
しかし、つぎの日になり、かなりの筋肉痛がでてくる。
いわゆる「もみかえし」なのだとすぐにわかった。
からだが、つよすぎる刺激に反発しているのだろう。
ちからをこめたマッサージは、そのときは気もちよくても、
それなりのみかえりをともなった。
かなりつよい筋肉痛なので、アスピリンをのむ。
「いいことばかりはありゃしない」って、ほんとだな、と
RCサクセションの曲をおもいだす。
職場の理学療法士にこの体験をはなすと、
もみかえしにも、いいもみかえしと、わるいもみかえしがあって、
と説明してくれた。
トレーニングに筋肉痛がつきものであるように、
マッサージによる刺激にも、筋肉痛をともなう場合があり、
そのあとに状況がよくなれば、それはいいもみかえしらしい。
ネットにも、かならずしもつよいマッサージがわるいわけではない、
という記事がのっていた。
http://www.akari-house.com/archives/2676
たしかに、4日ほどすぎると、
左肩にいたみをかんじないのに気づいた。
完全にきえてはいないけれど、ほとんど気にならない。
アスピリンがきいているだけかもしれないけど、
わたしとしては、タイ式マッサージの効果をしんじたい。
「個人の感想です」をどこかにいれようとかいていたけど、
個人の感想でしかない文なので、どこにもはいらなかった。
タイ式マッサージは、旅行者だけをめあてにしているのではなく、
一般の方たちもよく利用されている。
わたしもその恩恵にあずかれたようだ。
タイのマッサージ文化をたかく評価する旅行となった。