2018年01月25日

「人の作業を背後からのぞくと新しい知識がふえる」はほんとうだ

デイリーポータルZに、
「人の作業を背後からのぞくと新しい知識がふえる」
がのった。
http://portal.nifty.com/kiji/180125201854_1.htm
パソコンをうっているとき、
うしろから仕事をのぞかれるのはプレッシャーだけど、
逆にのぞくのはすごく勉強になる。
うしろからひとの仕事をみると、
なぜかとても素直にいいところを参考にできる。

エクセルでなにかをつくっているとして、
たいていのひとは自分のやり方やクセがあり、
もっといいやり方があるといわれても、
あるいは直接ことばをかいしておそわったとしても、
自分のスタイルをなかなかかえない。
ほんのちょっとショートカットキーをおぼえれば、
確実にはやく仕事ができると理解しつつ、
それまでのやり方をつづけようとする。
それが、なぜかうしろから(もちろんよこからでも)みると、
スッとはいってくる。

この記事によると、複数のひとが うしろからみた場合でも
知識がふえるのだそうだ。
作業者は指摘されると「うわああ」となるが、ただそのおかげで聞いてた全員がショートカットキーの存在をおぼえた。ちょっとした学校みたいになってきた。

ここでは「学校みたいになってきた」と、
学校での授業を肯定的にとらえているけど、
じっさいは、学校みたいなやり方は、
きわめて効率がわるいのではないだろうか。
ことばで一方的におしえるより、
だれかのやり方をうしろからみたほうが
すんなり身につく、というのが今回の記事のキモだ。

べつに参考にしようとか、
仕事のやり方をぬすもうとおもっていなくても、
うまいひとの仕事は、みてるだけでもマネしたくなる。
ひとは、あんがい自分以外が
どんなやり方をしているのかをしらない。
ネットでなにをみているか、どんなサイトがあるかなど、
自分よりレベルがうえにひとのうごきは なんでも参考になる。

わたしは中学のころから水泳をやっている。
水泳は、ずっとプールの底をみながらの練習なので、
なかなかうまいひとのおよぎをマネできない。
水泳は、ほかのひとのうごきがみえない、
唯一のスポーツではないか。
わたしがひとのよさをとりいれられないのは、
水泳が原因かもしれない。

posted by カルピス at 22:23 | Comment(0) | デイリーポータルZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする