2018年01月27日

ランスマにでてきた92歳のランナーにおどろく

きょうのランスマでは、
900万人といわれる市民ランナーが、
それぞれもっている「はしる理由」をとりあげていた。
達成感とか、がんばるお母さんでありたいとか、
それこそひとによって理由はさまざまだ。
そのなかのひとりとして、
92歳の市民ランナー、上野山さんが紹介された。

92歳でフルマラソンに挑戦する上野山さんは、
はしる理由がどうこうよりも、
92歳ではしれるからだであることに、
それだけでおどろかされる。
92歳にはまったくみえない。
動作はキビキビしているし、
はなし方だって老人らしいところがない。
うごきをみれば、げんきな70代としかおもえない。
のんびりとか、だらりとしたすごし方よりも、
つねになにかをめざしているタイプの方だ。
おおげさにいうのではなく、
わたしよりずっと若々しい身のこなしだ。

天気の日には、1日20キロをはしるのが日課なのだという。
1時におきてすぐ体操。
2時からはしりはじめ、
1キロ9分のペースで3時間かけ20キロをはしる。
4時に朝ごはん。
そのあとテレビや新聞に目をとおし、
ひとりで管理しているミカン畑で仕事をする。
夕方4時には夕ごはんをたべ、
8時にはねむりにつくというのが
上野山さんのいちにちのリズムだ。

神戸マラソンでの挑戦は、
残念ながら制限時間内にチェックポイントをくぐれず、
20.3キロでのリタイアとなった。
「きたえなおさんといかんな」と上野山さんはつぶやき、
じっさいに、つぎの日からトレーニングをはじめられている。
このごろは、がんばるより自分をやすめることに
注目されているけれど、
きっと上野山さんは、目標にむかって
ずっとがんばりつづけるひとなのだろう。
うごけなかったらなにもできないので、
自分のからだは自分でまもる、ともいわれている。
上野山さんのようにはしりつづけるためには、
よほどからだをきたえ、メンテナンスに気をくばる必要がある。
ひととくらべることに意味はないけれど、
こんな92歳がいるのは刺激となった。
92歳まで 生きるだけでもたいへんそうなのに、
そのうえフルマラソンがはしれるとは、
まったく、すごいとしかいいようがない。

わたしがこのまま92歳になったとしたら、
目はかすみ、耳はとおく、はしろうとすれば足はもつれ、
頭はずっともやがかかったようにクリアーではなく、
腰はまがり、なにかをはなしてもモゴモゴしか口がまわらず、
しばしば目まいがして、記憶はふたしかで、
ちょっと頭をさげただけでもからだがふらつき、
いつ死んでもおかしくない状態だとおもう。
上野山さんのうごきと まえむきな姿勢におどろかされた。

posted by カルピス at 20:26 | Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする