「ランスマ」で、ビジネスにいかすランニングをとりあげていた。
はしることとビジネスは、なにか関係があるのだろうか。
ゲストには、アップルコンピュータ日本法人など、
おおくの代表を歴任された原田泳幸さんがまねかれていた。
原田さんによると、ランニングはいいことばかりなのだそうだ。
仕事をしてると、いやなこと、
おこりたくなることがたくさんあるけど、
はしるとそれらをぜんぶゆるせるという。
精神的に健康でいられるのは、
原田さんのようにストレスのおおいビジネスマンには
なによりもありがたい効果なのだろう。
原田さんは、歳をとるとともに体重がふえ、
ゴルフでもつかれやすくなり、
健康診断で脂肪肝といわれてショックをうけ、
つぎの日からはしりはじめている。
62歳で初マラソンに挑戦し、そのときが4時間16分で、
ベストタイムは4時間2分。
はじめは1キロあるいただけでしゃがみこむくらいの
体力のなさだったというのに、このタイムはすごい。
いまは、午前5時におき、コーヒーをのみながらメールのチェック。
6時からはしりだすのが日課となっている。
10キロを1時間のペースで週4〜5回、という練習量だ。
はしるとアイデアがわいてくるし、
冷静な判断ができるようになると原田さんはいわれる。
仕事がうまくいかないときでもはしる。
はしるから冷静でいられる。
金さんが、
「マラソンはどれだけ自己管理ができるか、
マネージメントできるかのスポーツ」といっていた。
いい仕事をするひとは、自己管理もじょうずにできるのだろう。
わたしはランニングがすきといいながら、
自己管理という視点をもっていなかった。
いいかんじにはしれたらたのしいし、
わるければたのしくない。
その日の気分ではしっているだけだ。
自己管理ができなくてはしれないのはなさけないので、
自分にまけないよう、練習にむきあえそうな気がする。
はしろうか、どうしようかまよわずに、
さっとはしりだすしかない。
相手はお天気やスケジュールではなく、
いつだって自分だ。
一日いちにちを確実にこなしていくしかない。
やめておけばいい よけいな酒をのんで、
つぎの日のランニングにさしさわるなんて もってのほかだ。
自己管理というかんがえ方を、
わたしはもっと意識したほうがいいみたいだ。