仕事からのかえりに本屋さんへいったら、
よみたい本がつぎつぎと目にはいった。
こんな日はめずらしいので、
なにをかったのか かいておきたくなった。
・『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子・新潮文庫)
・『オンブレ』(エルモア=レナード・新潮文庫)
・『三人屋』(原田ひ香・実業之日本社文庫)
・『本の雑誌 3月号』(本の雑誌社)
・『不死身の特攻兵』(鴻上尚史・講談社現代新書)
・『文藝春秋 三月特別号』
6冊で5000円弱だった。
だんだん逆上してきて、いくらでもかいたい本がでてくる。
今夜もっていたお金が5000円しかなかったのは、
よかったのか、わるかったのか。
本をながめながら ほしい本をさがすたのしさは、
本屋さん、つまり、紙の本でないと味わえない。
・『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子・新潮文庫)
しりあいがすすめてくれた本で、
まえからさがそうとして、検索にもかけたけど、
みつからなかったのに、きょうは本棚をながめていたら、
本のほうで わたしにアピールしていたかんじ。
『オンブレ』(エルモア=レナード・新潮文庫)
まえにエルモア=レナードの『キルショット』をよんだら、
まずまずおもしろかったので。
それに、なによりも村上春樹さんの訳だ。
村上さんがなんでレナードの本を訳す気になったのだろう。
・『三人屋』(原田ひ香・実業之日本社文庫)
原田ひ香さんのうまさには、いちもくおいている。
どの作品でも、あたらしいきりくちでかたる。
はずれがない作家だ。
・『本の雑誌 3月号』(本の雑誌社)
毎月かかさずかっている本(雑誌ではないそうだ)。
「本屋さんになろう!」の特集がおもしろそう。
・『不死身の特攻兵』(鴻上尚史・講談社現代新書)
特攻兵は、出撃すればかならず死ぬとおもっていたけど、
9回も特攻して いきているとはどういうことなのか。
・『文藝春秋 三月特別号』
芥川賞を受賞した二作が全文掲載されているというので。
『百年泥』は、けさの朝日新聞で、
斎藤美奈子さんが書評をかいていた。
『おらおらでひとりいぐも』も、よみたいとおもっていた。
二作ともよめて980円ならお得だし。
もっとも、芥川賞の受賞作をのせる特別号をかったのは
はじめてだ。
1冊もかわずに店をでる日だってあるのに、
ときにはきょうみたいな日もある。
文庫と新書が中心なのは、貧乏性のわたしらしい。
夜はまだたっぷりのこっているし、あすはやすみだ。
本の神さまにみちびかれたようで、
しあわせな2月11日として記憶にのこるだろう。
よみたい本がつぎつぎにみつかったのは、
きびしい冬がもうすぐおわり、
あたたかな春がくるきざしかもしれない。