2018年02月11日

そこそこ本ずきの中年男性が、2月11日にどんな本をかったか

仕事からのかえりに本屋さんへいったら、
よみたい本がつぎつぎと目にはいった。
こんな日はめずらしいので、
なにをかったのか かいておきたくなった。

・『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子・新潮文庫)
・『オンブレ』(エルモア=レナード・新潮文庫)
・『三人屋』(原田ひ香・実業之日本社文庫)
・『本の雑誌 3月号』(本の雑誌社)
・『不死身の特攻兵』(鴻上尚史・講談社現代新書)
・『文藝春秋 三月特別号』

6冊で5000円弱だった。
だんだん逆上してきて、いくらでもかいたい本がでてくる。
今夜もっていたお金が5000円しかなかったのは、
よかったのか、わるかったのか。
本をながめながら ほしい本をさがすたのしさは、
本屋さん、つまり、紙の本でないと味わえない。

・『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子・新潮文庫)
しりあいがすすめてくれた本で、
まえからさがそうとして、検索にもかけたけど、
みつからなかったのに、きょうは本棚をながめていたら、
本のほうで わたしにアピールしていたかんじ。

『オンブレ』(エルモア=レナード・新潮文庫)
まえにエルモア=レナードの『キルショット』をよんだら、
まずまずおもしろかったので。
それに、なによりも村上春樹さんの訳だ。
村上さんがなんでレナードの本を訳す気になったのだろう。

・『三人屋』(原田ひ香・実業之日本社文庫)
原田ひ香さんのうまさには、いちもくおいている。
どの作品でも、あたらしいきりくちでかたる。
はずれがない作家だ。

・『本の雑誌 3月号』(本の雑誌社)
毎月かかさずかっている本(雑誌ではないそうだ)。
「本屋さんになろう!」の特集がおもしろそう。

・『不死身の特攻兵』(鴻上尚史・講談社現代新書)
特攻兵は、出撃すればかならず死ぬとおもっていたけど、
9回も特攻して いきているとはどういうことなのか。

・『文藝春秋 三月特別号』
芥川賞を受賞した二作が全文掲載されているというので。
『百年泥』は、けさの朝日新聞で、
斎藤美奈子さんが書評をかいていた。
『おらおらでひとりいぐも』も、よみたいとおもっていた。
二作ともよめて980円ならお得だし。
もっとも、芥川賞の受賞作をのせる特別号をかったのは
はじめてだ。

1冊もかわずに店をでる日だってあるのに、
ときにはきょうみたいな日もある。
文庫と新書が中心なのは、貧乏性のわたしらしい。
夜はまだたっぷりのこっているし、あすはやすみだ。
本の神さまにみちびかれたようで、
しあわせな2月11日として記憶にのこるだろう。
よみたい本がつぎつぎにみつかったのは、
きびしい冬がもうすぐおわり、
あたたかな春がくるきざしかもしれない。

posted by カルピス at 20:21 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする