2018年03月16日

島根にもあった協力隊事務所

朝日新聞の島根版で、
「協力隊事務所で列車待ち客 接待も」
という小みだしとともに、
もうすぐ廃線になる三江線の浜原駅(美郷町)と、
美郷町で活動する協力隊員がとりあげられていた。
協力隊というと、つい外国で活動する
青年海外協力隊をおもいうかべるけど、
地域づくりを手だすけするという意味では、
途上国でも日本の僻地でも、
必要とされる役割が共通しそうだ。
記事では、大阪市出身の女性が、
協力隊員として活動するようすが紹介されている。
協力隊員が派遣されなければならないほど、
地域の活性化が切実にのぞまれているのだろう。

美郷町も浜原も、島根県でありながら、
わたしはきいたことがない。
ほかの町から協力隊員にきてもらっているのに、
おなじ県にすむわたしがなにもしらないのは、
なんだかもうしわけないような気がしてきた。
たとえば、車やバイクで旅行したいといいつつ、
その目的地は島根以外の場所ばかりだ。
金沢の友だちをたずねに、スーパーカブでいったら
たのしいだろうなとおもうくせに、
地元のしらない地域をまわる「旅行」を、
かんがえたことがなかった。
もちろんどこへ旅行にいこうと、そのひとの勝手なわけだけど、
とおくまでいかなくても、おなじ県に、
まったくしらない地域があるのだから、
そこをたずねないのはもったいない。
みじかい日数で、おてがるに旅行できる。
お金もそんなにかからないし、有給を何日もとらなくていい。
自分がすむ島根県に、協力隊員が派遣されている町があるとしり、
どんなに田舎なのかいってみたくなった。
外国でなくても、名のしれた日本の観光地でなくても、
そんな田舎こそ これからの旅行さきにピッタリではないか。
野宿をしながらディープな島根の田舎をまわる自分を想像する。

三江線が、今年度いっぱいで廃止になることから、
このごろは関連した記事をよく目にするようになった。
廃止になるときまってから、きゅうにおしまれるのは、
よくあるはなしとはいえ、
そうでもなければ三江線は話題にならなかった。
電車がはしらなくなったあとは、バスが路線をむすぶらしい。

posted by カルピス at 21:39 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする