として、村松直登さんが紹介されていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180317-00010000-sippo-life
(大地震のゆれにつづき、原発で水素爆発がおきたとき)
さすがに避難しようとしたが、親戚の家や避難所に居場所は見つからず、やむなく自宅に戻った。数日後、近所を歩いていると、顔見知りの犬の鳴き声を聞い た。飼い主が避難する中、取り残されて、腹をすかせていた。餌をやると、またその先にも空腹の犬……。繰り返すうちに、動物たちを放っておけなくなった。
松村は動物愛護者ではない。放射性物質で体がどうなるかも分からない。それでも動物を世話するのは、自分も動物も「同じ生命、同じ境遇」だからだ。
自分が確実に被ばくしつつあるというリスクをおかして
村松さんは福島県富岡町にとどまり、
動物たちの世話をつづけている。
膨大なエサ代が必要なので、寄付をつのったり、
募金活動もされているという。
震災をつたえる写真で、たべものや水がなくなり、
餓死していった牛たちの骨をみた。
たべられないものを口にして、
くるしんだすえに亡くなった牛もいる。
かいぬしのかえりをまつ犬やネコたちもおおいときく。
そんな動物たちに、じっさいの手をさしのべているのは
松村さんのような活動をしているひとたちだ。
別の記事によると、
犬に何日か分のエサをのこしていったら、
たべすぎてふとったとか、
野生動物にエサをとられないように工夫するとか、
福島ならではのむつかしさがあるらしい。
のこされたペットはマルで、
野生動物はペケ、というのも、なんだかへんなかんじだし。
のこされたペットや牛たちの健康が気になる。
ノミだらけで生きていくのはつらいだろう。
犬のフィラリア対策はどうなっているのか。
かといって 定期的に獣医さんが訪問するわけにはいかない。
すべてをめちゃくちゃにしたのは、
それまでの日常をうばった原発事故が原因だ。
それなのに、日本の原発情勢は、
震災から基本的にかわっていない。