2018年03月29日

「福島に残り、動物たちを世話し続ける男」松村さん

「福島に残り、動物たちを世話し続ける男」
として、村松直登さんが紹介されていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180317-00010000-sippo-life
(大地震のゆれにつづき、原発で水素爆発がおきたとき)
さすがに避難しようとしたが、親戚の家や避難所に居場所は見つからず、やむなく自宅に戻った。数日後、近所を歩いていると、顔見知りの犬の鳴き声を聞い た。飼い主が避難する中、取り残されて、腹をすかせていた。餌をやると、またその先にも空腹の犬……。繰り返すうちに、動物たちを放っておけなくなった。

 松村は動物愛護者ではない。放射性物質で体がどうなるかも分からない。それでも動物を世話するのは、自分も動物も「同じ生命、同じ境遇」だからだ。

自分が確実に被ばくしつつあるというリスクをおかして
村松さんは福島県富岡町にとどまり、
動物たちの世話をつづけている。
膨大なエサ代が必要なので、寄付をつのったり、
募金活動もされているという。

震災をつたえる写真で、たべものや水がなくなり、
餓死していった牛たちの骨をみた。
たべられないものを口にして、
くるしんだすえに亡くなった牛もいる。
かいぬしのかえりをまつ犬やネコたちもおおいときく。
そんな動物たちに、じっさいの手をさしのべているのは
松村さんのような活動をしているひとたちだ。

別の記事によると、
犬に何日か分のエサをのこしていったら、
たべすぎてふとったとか、
野生動物にエサをとられないように工夫するとか、
福島ならではのむつかしさがあるらしい。
のこされたペットはマルで、
野生動物はペケ、というのも、なんだかへんなかんじだし。
のこされたペットや牛たちの健康が気になる。
ノミだらけで生きていくのはつらいだろう。
犬のフィラリア対策はどうなっているのか。
かといって 定期的に獣医さんが訪問するわけにはいかない。
すべてをめちゃくちゃにしたのは、
それまでの日常をうばった原発事故が原因だ。
それなのに、日本の原発情勢は、
震災から基本的にかわっていない。

posted by カルピス at 22:29 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする