かとうちあきさんがやっている
「お店のようなもの」みたいなお店がやりたいとかいた。
新年度がはじまり、職場の状況がなんだかととのってきて、
ほんとうに「お店のようなもの」みたいなお店を、
はじめられそうな気配となった。
ざっと状況を説明すると、
いまわたしはクッキー班に所属し、
まいにちしこしことクッキーをつくっている。
そのとなりの部屋を休憩室としてつかっており、
ここはクッキー班のメンバーが、
お昼ごはんをたべたり、休憩する場所という位置づけだ。
今年度から、クッキーや駄菓子をうるお店として、
この休憩室をつかったら、というはなしになった。
さいわい、クッキー工房と休憩室のうえは、
だれもつかわないままほったらかしにされており、
よかったらクッキー班でつかってください、と
大家さんのほうからはなしをいただいていた。
2部屋あるので、ひとつは
「お店のようなもの」みたいな店の倉庫として、
もうひとつは、メンバーが休憩する部屋としてピッタリだ。
先日は、部屋を整理していたら、
ふるい食器がでてきたのでいりませんか、と
しりあいから連絡があった。
江戸時代や明治のころの食器もあり
鑑定団にみてもらいたいようなしなものが
ハイエースではこびきれないほどでてきた。

どの家にも、おおかれすくなかれ、
いらなくなった家具がありそうなので、
うりものにこまったりはしないだろう。
わたしたちがつくったクッキーや、
駄菓子をしいれてならべたら、
子どもたちがよろこぶお店になりそうだ。
お店のコンセプトは、かとうちあきさんの
「お店のようなもの」をそのままいただき、
お店のようだけどお店ではない、
できるかぎり いいかげんな場所としたい。
いつひらいているかよくわからないし、
かくれがみたいに、どこにあるかもわからない、
しるひとぞしる名店だ。
2日まえには、休憩室まえの駐車場にテーブルをだし、
体験をかねてクッキーをうってみた。
30分で3人しかひとがとおらない。
「クッキーはいかがですか?」と声をかけると、
どのひともいきなりのさそいにおどろいていた。
わるくないスタートだとおもった。