美術館としてだけでなく、
日本庭園のみごとさがよくしられており、
アメリカの日本庭園専門雑誌に、2003年から15年連続で
日本一の庭園にえらばれている。
そうした評判をききながら、そしてちかくにすみながら、
入場料のたかさ(おとな2300円)に足ぶみして、
これまでいったことがなかった。
しりあいから招待券をもらったので、
ありがたくつかわせてもらう。
足立美術館には、陶芸作品や絵画もたくさん展示されており、
おそらくすぐれた作品なのだろうけど、
わたしにはたのしむだけの教養がない。
ただ、庭園のうつくしさは圧倒的だ。
どこがどうすごいのかはよくわからないものの、
無知なわたしでさえ つよい印象をうけるほど 完成度がたかい。
美術館は、そんなにひろい敷地ではないはずなのに、
まわりの景色をじょうずにいかして
手いれのいきとどいた日本庭園のうつくしさをたのしめる。
庭をみわたせる場所に喫茶店があり、
コーヒーなどののみものが、一律1000円となっていた。
たかいけど、あの庭をながめながらくつろげるのだから、
1000円の価値はありそうだ。

わたしが足立美術館に入館したときは、
あまりお客さんがいなかったけど、
そのうち団体旅行のバスがついたようで、
じきにたくさんのひとでにぎやかになった。
平日の金曜日でさえこうなのだから、
土日はかなりの入場者になりそうだ。
これ以上ひとがおおければおちつけないので、
足立美術館へは、できれば平日にたずねるようおすすめしたい。
外国からのお客さんもおおい。
この庭をみたら、日本庭園のうつくしさに
だれでもおどろかされるだろう。
これだけの庭を維持・管理しつづけているのだから、
たしかに連続15年で日本一にえらばれるだけの価値がある。