ハリルホジッチ監督が解任された。
最近の試合で結果がともなっていないからといって、
いまこの時期の監督交代は理解にくるしむ。
ふつうにかんがえてありえない解任であり、
であるからには、うらに
よほどの事情があったのだろうと推測する。
とはいえ、あまりにもリスクのたかい解任だ。
この時期に いまさら代表監督をかえて、
いい結果をうみだす可能性のほうがたかいと
判断した日本サッカー協会の真意をはかりかねる。
ハリルホジッチ監督は、Wカップ本番のグループリーグをみすえ、
どうしたらかちあがれるかの可能性をさぐっていた。
コロンビア・ウクライナ・セネガルとおなじ組の日本は、
けしてグループリーグ突破がたやすいとはいえない。
そのなかで、どうやって日本のちからを最大限にひきだすか、
さらには、あいてのいいところをださせない戦術と、
それにてきした選手のみきわめの最中だった。
おおくの選手をためしていたところなのに、
結果がともなわないという理由で解任されたら
ハリルホジッチ監督としてはたまらないだろう。
すべてをハリルホジッチ氏にまかせると、
協会はここまで監督をささえてきたのではなかったか。
選手のくみあわせを いくつかオプションとしてもち、
最大のちからをひきだそうとするのがハリルホジッチ監督のやり方だ。
それを理解して代表監督にひっぱってきたはずなのに、
ためしている最中のこの時期に解任するとは いったいどういうわけだ。
代表いりをめざす選手たちは、ハリルホジッチ監督の解任を
どう整理するのだろう。
これまでハリルホジッチ監督の戦術にしたがって
デュアルだ たてにはやい攻撃だと、プレーしてきたのに、
とつぜんチャラにされ、
選手選考がまたふりだしにもどるのは、
やりきれないのではないか。
解任するにはおそすぎた判断であり、
こんな決定をくだした日本サッカー協会が理解できない。
もうここまできたら、さいごまでまかせるしかなかった。