2018年04月26日

しつこく ハリルホジッチ監督の交代が残念なこと

わたしが信用するサッカーライターの西部謙司さんは、
ときどきネットに記事をよせていて、
ひろい目くばりのもと、注目したい外国の選手をおしえてくれる。
最近ネットにあがった記事では、
セルヒオ=ラモス選手(レアル=マドリー)の
闘争心についてかかれていた。
https://www.footballchannel.jp/2018/04/24/post266605/

ハリルホジッチ日本代表監督が更迭され、
サッカー界はこの事件でもちきりなのに、
西部さんはいちどそれに関する記事をかいたきり、
あとは淡々といつものように世界のサッカー事情を紹介する。
サッカーの時計はとまらない。
どんな大事件がおきても、いちどそれにふれたら
あとはすぐに頭をきりかえるのが西部さんだ。
ひとつの試合、ひとつの大会に執着しない。
どんなにすばらしい試合があっても、
いちど分析すれば、そのあとまたふりかえって
余韻をたのしんだりしない。
もちろん、むかしの選手や戦術をひっぱりだして、
解説したりはするけど、
それは、いまのサッカーに必要な情報だからだ。
こんかいの、代表監督更迭については、
どれだけぐちったところで、決定がくつがえされたりしない。
いつまで残念がっても ものごとはまえにすすまないので、
そんなことに時間をつかうのは無駄だ、
という姿勢を西部さんの記事からかんじる。

とはいえ、せっかくこれまで3年をかけてつみあげてきたのに、
Wカップ本番まえにちゃぶ台がえしをするなんて、
ものすごく残念だ。
かわりにわたしがしつこく文句をいってみる。

なにしろ、本番まであと2ヶ月しかない。
この時期にきて、わけのわからない判断をする日本サッカー協会に、
わたしはつくずくいやけがさした。
なにかを期待するのは、それこそエネルギーの無駄におもえてくる。
あたらしく代表監督となって西野さんが、
どんな23人をえらぶかにしても、いまさら公平な選択などありえない。
これまでハリルホジッチ監督のサッカーを
実行しようとしてきた選手たちは、
いきなりハシゴをはずされた気がしないだろうか。
もし、ハリルホジッチ監督の戦術とあわなかった選手がえらばれたら、
ゴネどくみたいで すごくあと味がわるい。
サッカー協会がなにをいっても、もう信頼する気にならない。
日本代表の試合も、素直に応援できないので、
さみしいWカップになりそうだ。

西部謙司さんなら、もっと客観的に状況をとらえ、
できること・これから目ざすことを整理するのだろうけど、
ひとりのサポーターにすぎないわたしには、
ぐちめいた批判をくりかえすしかない。
わたしのサッカーの時計は、いまもとまったままだ。

posted by カルピス at 21:54 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする