日本代表の23人が発表された。
えらばれた23人には、
とうぜん本田・香川・岡崎がはいっている。
4年まえのブラジル大会のとき、
グループリーグで1勝もできず、
いまのスタイルをこのままつづけても、
日本のサッカーはつよくならないという反省のもと、
あたらしい道への一歩をふみだしたのではなかったか。
本田・香川・岡崎をえらべば、
あるていど計算はなりたつだろう。
しかし、おおきく生まれかわるには、ちがうメンバーを中心に、
これまでにないサッカーをめざしてほしかった。
このままでは、いつまでたっても
うまくいってグループリーグ突破がやっとの国だ。
西野朗監督は、経験豊富なベテラン中心となった選考について、「若い選手、これからのサッカーを担っていく選手たちは、もっとそういう選手たちを超えることを考えなければいけない」と、若手のさらなる奮起を促した。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180531-00107686-soccermzw-socc
4年まえのメンバーは、
それだけ歳をとり、ピークをすぎている。
好調を維持しているのならともかく、
状態をたしかめる必要があるため、
1試合しかない貴重な機会を、ベテランのためにつかった。
それでいて、若手に「奮起を促し」たのだから、
なんのことかよくわからない。
うまくいくわけがないとおもうし、
かりに結果をのこせたとしても、
たまたま手にいれた結果はつぎにつながらない。
チーム状態は、いまが底なので、
2010年南アフリカ大会のときみたいに、
本番までには なんとか形をととのえるだろう、
みたいな期待をきくことがある。
あのときにも、大会まえは、内容のわるい試合がつづき、
日本代表はサッカーファンにたたかれていた。
たたかれたからこそ、みかえしてやろうと
選手たちは必死になったし、
よけいなプレッシャーからは解放されて ちからを発揮できた。
でもこんかいは、サッカー協会が、
自分からちゃぶ台をひっくりかえしたわけで、
それまでにつみあげてきた3年を、おしげもなくすてて、
大会直前にゼロからのスタートとなった。
状況は、はるかにわるい。
残念ながら、こんかいの代表を
あつい気もちで応援する気にはなれない。
協会のでたらめな判断にがっくりさせられたけど、
こうした体験は、サッカーがつよくなるうえで
どの国もしはらってきたコストとかんがえるしかない。
そうした意味では、グループリーグで散々な成績となり、
謙虚な気もちで再スタートできる 最低の結果を 公然とねがっている。