スイムラン・ロングの部にもうしこんだ。
8月の第1日曜日にひらかれるこの大会は、
たいてい35℃の炎天下のなか、1.4キロおよぎ、21キロをはしる。
タイムはだんだんおちてくる傾向にあり、
もう11回も参加しているのに、いちども3時間をきれない。
いちばんいいときが3時間1分で、わるいときは3時間26分。
なんとか3時間をきりたいけど、
とくにハードな準備をつんでいるわけではなく、
ふつうにかんがえると、ことしもまた残念な大会になりそうだ。
Wカップを目前にひかえた親善試合で、
日本はスイスに0−2でやぶれた。
わたしが信頼しているサッカーライターの西部謙司さんは、
日本代表に必要なのは「運」、として
現実的な処方箋をしめしている。
日本代表は国際親善試合でスイス代表と対戦し0-2で敗れた。負けはしたが、相手との実力差を考えれば驚くことではない。(中略)
ロシアワールドカップでベスト16を目指すなら、日本に必要なのは「運」だ。ただし、運を生かせる条件は作っておかなくてはならない。接戦の展開に持ち込めるかどうかだ。
0-4で負けている試合は、いくら運がよくても5-4にはならない。悪くても1点差で推移する展開にしなければ運が味方しても勝つのは無理だ。
https://www.footballchannel.jp/2018/06/09/post273561/
1986年のWカップメキシコ大会で、
優勝したアルゼンチンは、
「戦術はマラドーナ」といわれていた。
マラドーナが絶対的なエースとして
アルゼンチンのゆくえをすべてにぎっていたからだ。
それにくらべ、戦術が「運」というのは ずいぶんなさけないけど、
日本がどんな状況にあるかを 適切にあらわしている。
わたしがスイムランで3時間をきるのは、
日本代表とおなじように「運」にしかすがれないのではないか。
50代も後半となり、これからタイムをあげようとめざすのは
かなりむつかしい時期にきている。
いろんな条件(コンディションや気象条件、
ちかくにひっぱってくれるランナーがいるか、など)が
すべてがわたしに都合のいいようにまわれば、
そして そんな条件で10回くらいチャンスをもらえば
3時間をきれるかもしれない。
つまり、ほとんど無理、ということだけど。
わたしのスイムランとおなじように、
日本代表がベスト16にすすむのは、
ひかえめにいって、かなりむつかしいだろう。
神風がふいたら、とか、奇跡がおきたら、とか、
スピリチュアルな方面への期待が
これからさかんに口にされると、わたしは予言する。
運にたよるうちは、まだましかもしれない。