ひどいあつさは日本だけではないそうで、
きのうの新聞に、世界各地の異常高温がとりあげられていた。
フィンランドの北極圏にある観測地で33.4℃とか、
いつもはすずしいスウェーデンで
30℃をこえる日がめずらしくないとか、
ずいぶんひどい状況だ。
国と電力会社のくちぐるまにのせられたみたいで
しゃくにさわるけど、
「ためらわずにエアコンをつけてください」は
いいよびかけだとおもう。
あついとはいえ、子ネコのココのために
エアコンをつけっぱなしで家をでるのは気がひけるけど、
この異常気象ではためらわずにエアコンをつけるべきなんだ、と
ココだけがすごす部屋に、このところ毎日エアコンをつけている。
それぐらいとんでもないあつさなのだと記憶にとどめよう。
「あつい」といってみたところで どーしようもないのだけど、
それでも「あつい」としかいいようがなくて、
つい「あついですねー」とあいさつしてしまう。
せっかくだから、なにか気のきいた冗談をかましたい。
異常気象におどろく世界各地で、
きっといろんなジョークがかたられているはずで、
酷暑にちなんだわらいをデイリーポータルZなんかで
特集してくれないだろうか。
あまりのあつさに、頭がボーッとして ろくにはたらかず、
でてくるジョークも、酷暑ならではの、
おさむい内容だったら、すこしはすずめる。
このまえ仕事でクッキーの配達にでかけたら、
お客さんとお店の方がはなしこんでいた。
あつくて仕事なんかしてられるか、
という雰囲気がお店のなかをみたしている。
壁にはってある紙の押しピンがとれ、
ポスターの一部がダランとたれていた。
お店の方がようやく気づいたときの会話がさえていた。
「あらー、はずれちょうがね!」(ポスターがはずれてる!)
「あついけんね」(あついからね-)
「そげだねー」(そーだねー)
すべてがあつさのせい、というのがおもしろい。
なにがおきても、わるいのはあつさだ。