子ネコのココがわたしの家にきてから2ヶ月たつ。
体重をはかろうとしたら、おおきくなりすぎて、
もう料理用のはかり(2キロまで)にはのれなくなっていた。
家にある人間用の体重計では、
おおざっぱすぎて針の位置がよみとれない。
推定2.2キロ、きたときの2.4倍に おおきく、おもくなった。
いちにちのすごしかたは、まえとあまりかわらず、
好奇心のおもむくままにちょっかいをかけてくる。
わたしの手のひらを、ほかのネコにみたて
野生をむきだしに、たたかいをいどむのがとくにすきだ。
ただ、おなじ攻撃にしても、
まえは正面から単純にとびかかってきていたのが、
このごろは、ひねりをくわえてかぶりつくようになった。
ジャンプして手がとどかないときは、
さらにつづけて 2段がまえ、3段がまえの
ジャンプやパンチをくりだしてくる。
多彩でちからづよい攻撃に、
たたかいのスキルをどんどんのばしつつある
ココの成長がうかがえる。
生後3ヶ月の予防注射をしてもらおうと、
せんじつ動物病院へつれていった。
通勤のとちゅうになき声がきこえ、
1週間たっても もらいてがあらわれないので、
これも縁だとおもって家につれてかえりました、と
ココがうちにきた経過をはなす。
獣医さんにさわられても いやがらないようすから、
これだけひとになれているのは、
ねっからの のらネコではなく、
どこかでかわれていたのでしょう、
しばらく家でかってから、すてられたのではないか、といわれる。
よくあるケースらしい。
いろんな事情があるにせよ、
生後1ヶ月の子ネコをすてるなんて、しんじられない。
ココがひとをおそれたり、いじけた性格のネコにそだたなくて、
ほんとうによかった。
いっしょに2ヶ月くらすうち、おたがいに(だといいけど)
ココという名前になじんできた。
まえは、とってつけたように「ココ」とよんでいたけど、
いまではもう ココとしかいえない顔つきだ。
赤ちゃんだっこをさせてくれるし、
ほほをスリスリするのも気もちよさそうにうけいれてくれる。
せんじつわたしの姉夫婦が東京からきたとき、
とくにダンナのほうがココのかわいさにまいっていた。
なんとかココとなかよくなろうと、
ネコじゃらしや ながいヒモをうごかして、あそびにさそう。
それだけかわいいのだから、あたりまえなんだけど。