出雲市多岐町でひらかれたスイムランに参加する。
猛暑ため、大会事務局の判断で、
ロングの部は5キロみじかいコースへと変更になった。
結果からいえば、この判断にわたしはすくわれ、
なんとか完走をはたす。
じっさいは、あついといっても、
大会当日のコンディションとしては、きょねんも、
おととしもまた35℃をこえていたので、
コースをかえるほどではなかったとおもうけど、
事務局としては、いたしかたない判断というのもわかる。
あつさへの対応なのか、このごろのはやりなのか、
テントをもちこんだ選手・グループがおおかったようにおもう。
日かげがなければ 太陽の光からにげられないので、
適切な配慮かもしれない。
なんねんかまえに、香港でおこなわれたデモで、
色とりどりのテントがつかわれたけど、
きょうの多岐の海岸は、あのデモとにた風景になった。
わたしはテントのなかのむしあつさがにが手なので、
イスとクーラーボックスだけをもちこんだ。
ことしは、はじめてのこころみとして、
現地についてから朝ごはんをたべてみた。
いつもは自宅でたべてから出発するので、
駐車場をみつけるのがむつかしくなるし、
レースの3時間まえが理想といわれる食事時間をかんがえると、
現地でたべたほうがコンディションをととのえやすい。
男女2つずつの仮設トイレがもうけられているので、
食事のあとの用たしにもこまらなかった。
9時きっちりの時報とともに、参加者全員がスイムをスタートする。
ロングの部も、ショートの部も、女性も男性も、
すべてのカテゴリーがいっしょにスタートするので、
およぎはじめてしばらくは団子状態となる。
さきをいく選手のつくる水流にひっぱられる形で、
楽におよげるポジションのときもある。
ことしは波がすこしたかく、場所によっては、
うねりにほんろうされながらおよいだ。
ランは、冒頭にかいたように、
ロングの部は5キロみじかい16キロのコースだ。
これは、はしりおえてからの感想だけど、
どうも「猛暑」「酷暑」「災害級のあつさ」などのことばに、
脳が影響されて 足をとめてしまったふしがある。
もっとはしれるのに、あついのですごくしんどい、と
脳がからだじゅうに命令して、あつさから身をまもったのでは。
はしっているときは、たしかにすごくくるしくて、
エイドごとに2杯ずつの水分をもとめたり、
頭から氷水をかけてもらったりしたけど、
ゴールまえになると なにやら足がうごくようになり、
ラストスパートがてきたし、はしりおえると、
さっきまでのくるしさは なんだったのか、というほど、
すぐにげんきがもどってきた。
しばらく海につかって からだをひやしてから、
参加者にふるまわれるサザエ・トウモロコシ・ミニトマト
などがもられたお皿をうけとる。
この2年は、ゴールがおそすぎて、すでに完食となり、
残念なおもいをしたソーメンに、ことしはありつけた。
タイムは、5キロみじかいのに、ギリギリ3時間をきるていど。
もしいつもの21キロをはしっていたら、
これまででいちばんおそいゴールになっていた。
完走できたし、ひどいタイムをかくせたので、
猛暑にすくわれた大会といえそうだ。