糸井重里さんが、犬をむかいいれたはなしをかいている。
ブイヨンは、3月21日に空へ旅立っているのですが、
昨日の夕方、年の離れた妹分がうちに来たのです。
名前はブイヨン(Bouillon)のブイを受け継いで、
「ブイコ(Bouico)」といいます。
糸井さんちに、ブイコちゃんがきて、ほんとうによかった。
犬なしのくらしが、よほどさみしかったのだろう。
わたしも、ピピが亡くなってから、1カ月半ほどで、
子ネコのココといっしょにくらすことにした。
おなじような時期に愛するブイヨンをうしない、
おなじような時期に、また犬とのくらしをはじめた
糸井さんの決心を かげながらうれしくおもう。
めぐりあわせとはいえ、わたしは そばにネコがいる生活を
無意識のうちに もとめていた。
糸井さんも、偶然がかさなったのかもしれないけど、
犬がいるくらしのよろこびを わすれられなかったのだろう。
で、経験豊かなブリーダーさんのところで、
姉妹たちと100日も遊んでから、うちにやってきた、と。
うちにきたココは、おそらく1カ月ほどで
親・兄弟とわかれ(はなされ)、のらネコとなった。
じゅうぶんな親の愛をうけそこね、兄弟とあそびきらなかったツケが、
なんらかの形でココの性格に影響をあたえているはずだ。
100日も、しっかり姉妹たちとあそんだブイコちゃんは、
きっと とびきりのいい子にちがいない。
このごろすこし気になるのは、
わたしがまえにいたピピのおもかげを、
どうしてもココにもとめがちな点だ。
かわいいねー、といいながら、
どこかでココにピピの姿をかさねている。
あたりまえながら、ココはココであり、
ピピとは関係なしに生きている。
ピピとおなじ反応をしないからといって残念がるのは、
わたしの身がってでしかない。
ココはココらしく、めちゃくちゃはでにあそびまくり、
うんといたずらをして、ピピとはちがうネコであることを主張する。
ピピではなく、ココとしてかわいがらなければ。