http://www.shima-shima.net/about.html
「シマシマしまね」とは、島根の市町村から
すぐれた商品をあつめているお店だ。
島根にすむわたしがいうのもなんだけど、
すごい山のなかにあるのでおどろいてしまった。
松江市のとなりにある雲南市大東町から、
さらに奥へ おくへと 車で15分くらいすすむ。
ちいさな看板に「シマシマしまね」とあるのをみつけ、
そこからびっくりするほど急な坂道を30メートルのぼった。
ようやくたどりついた「シマシマしまね」は、
はるばるやってきたかいのある すてきなお店だった。
われわれ6人は、テーブルに案内され、お茶とおかきをいただいた。
棚には市町村ごとに特産物がならべられている。
道の駅みたいには、
たくさんの商品がならべられているわけではないけど、
数がそうおおくないのは、なっとくのいく品しかおいてないからだ。
いただいたお茶がおいしかったので、
そのざら茶と、イノシシの肉の缶詰、
それに大豆でつくったおかしをおみやげにかった。
「シマシマしまね」のことをきいたとき、
わたしは公民館みたいなところに、
特産品をならべてある場所をイメージした。
じっさいは、民家を改装してのちいさなお店で、
水・木・金、それに隔週の土曜日しか営業していない。
夏と冬はおやすみとなり、
ほかのワークショップを不定期にひらいているそうだ。
あとからサイトをひらき、お店の紹介をみると、
島根の市町村のおいしいもの、各地で活動する皆さんの手仕事のものを紹介するショップコーナーがあります。東部ではなかなか手に入らない西部や隠岐の食品や、私たちが本当においしい、素晴らしいと感じたものを市町村ごとに並べています。まだ知らない島根を発見するきっかけにもなります。
これだけならふつうのおみやげ屋さんだけど、
「シマシマしまね」はさらに
「いかに島根で楽しく歳を重ね、暮らしていくか」を考え、提案する施設です。
ともある。
町のなかではなく、あえて不便な山のうえにお店をひらいたのは、
島根でたのしく くらしていこうとする夢と 関係があるのだろう。
じっさいにたべたり、つかってみれば、
おいてある商品のよさがわかるのだろうけど、
みただけでは、ごくあたりまえの品にすぎない。
そんな品々をあつめ、紹介していくのは、
ずいぶん根気のいるとりくみにおもえる。
「シマシマしまね」のえがく夢が、
どんなかたちで実現していくのか、
これからの活動に期待したい。