W杯によるながい中断期間のあと、
うまくたてなおしたチームと、
波にのれないチームがはっきりしていたのが、
ここにきてまたちがうながれがおきている。
27節がおわった時点で、
優勝あらそいは広島と川崎にしぼられた。
上位チームについては、
チャンピンンズリーグへの出場をかけて、
3位がどこになるかだけの興味しかのこっていない。
いっぽう、降格圏あらそいは、熾烈をきわめている。
18位の長崎がかち点27で、10位の磐田が33。
かち点6のあいだに8チームがだんご状態だ。
のこり7試合でどう順位がいれかわるのか、すごくたのしみ。
7連勝と好調だった名古屋がこのところ調子をおとし、
そのかわりにガンバが3連勝、
長崎も、2連勝と調子をあげている。
神戸は吉田監督が解任され、
あたらしくマヌエル氏が指揮をとることになった。
きょねんポドルスキ、今シーズンはイニエスタと、
世界的なプレーヤーを獲得しながらも
順位のあがらないチーム状況をたてなしたい。
ただ、成績はパッとしなくても、
ポドルスキとイニエスタにより、
観客の注目をあつめるチームになった。
とくにイニエスタは、別次元のサッカーをみせてくれる。
これからチームにどんな影響をあたえていくか、
そして本格的な「バルサ化」の実現が たのしみだ。
横浜は、リーグ最多の45ゴールをあげながら、
失点も46とおおく(上位2チームの倍以上)、
もうすこし守備の意識がたかかったら、
いまみたいに12位に低迷していないチームだ。
ハイプレスによる攻撃は成功しているのだから、
監督の計算は、半分ほどあっている。
のこりは、まもりとのバランスをどうとるか。
鳥栖は、フェルナンド=トーレス効果が
おもったよりでておらず、
直近の5試合を2勝1敗2分ともうひとつ波にのれない。
ただ、前節では金崎が得点したし、
トーレスも攻撃にからんできているので、
これからのまきかえしに期待したい。