miwaのミューズノートをきいていたら、
ゲストにマンガ家の槙ようこさんがよばれていた。
槇さんは、なにかについて、
いいとおもった自分の直感をしんじる、
とはなしていた。
頭で論理的に思考を展開し、
いい・わるいを判断するのではなく、
自分の感性を大切にする。
もしだれかが槇さんのとらえ方について、
否定的なことをいっても、槇さんは耳をとざし、
まったくききいれないのだという。
ひとの発言をきいていたら、作品づくりがすすまないので、
とにかく自分の直感をしんじてかきつづける。
まわりの雑音にふりまわされない姿が かっこいい。
それをきいたmiwaさんは、自分とのちがいに感心していた。
miwaさんは、大衆的であることを大切にし、
みんながどうおもっているかをとても気にするという。
まわりの声をききいれて、さんざんなやみ、
本や漫画をよんでリセットし、そうしたあげくに、
あらたなうごきをスタートさせるのだそうだ(うろおぼえ)。
はなし方をきいていると、タイプとしては
miwaさんのほうがひとの意見なんてききそうになく、
槇さんは謙虚にまわりの声をききいれそうだけど、
じっさいは反対なのが意外だ。
なかなか槇さんのように、きっぱりとまわりの声を無視できない。
よほど自分のやり方に自信をもっておられるのだろう。
わたしはどちらのタイプだろう。
はっきり意識したことはないけど、
あまりひとのアドバイスをきかないほうかもしれない。
配偶者などは、「どーせもうきめてるんでしょ」と、
わたしがひとりできめてしまうのにかなり批判的だ。
わたしとしては、相談したほうがいい内容については、
ちゃんとはなしあう姿勢をしめしているつもりなのに、
配偶者はまったくちがう うけとめ方をしている。
自分の姿勢と、ひとがかんじるている姿は、
ずいぶんずれがあるのかもしれない。
仕事の場合、なんにんかのチームですすめることがおおい。
わたしはリーダーシップを発揮するタイプではなく、
まわりとの関係を気にしながら
いわれること、できることをする。
いやなことはしない。
マンガ家や歌手のような仕事は、自分ひとりがたよりだ。
槇さんは確信的に自分の感性を大切にしており、
そうでなければ創造的な仕事はできないのだろう。
槇さんが はっきり自分のスタイルをうちだしているのにたいし、
いかにもわが道をいきそうなmiwaさんが
ポピュラーであることを大切にしているのがおもしろかった。