2018年10月28日

デイリーポータルZの地味なハロウィンがすき

デイリーポータルZに、恒例の地味なハロウィンがのった。
https://dailyportalz.jp/kiji/jimi-halloween-2018/page/1
参加人数が874人というからすごい。
地味な仮装をこのむひとがこんなにもいるのはこころづよい。

きょう電車にのっていたら、手の甲に
おおきなキズのある女子高生をみかけた。
いたそうだなー、とみたいたら、
となりの席の女の子も、おなじ場所にキズをもっている。
ふたりがいっしょなので、
ようやくこれはハロウィンなのだと気づいた。
ひとさわがせなことだ。
そこへいくと、地味な仮装は人畜無害なうえ、
みる側の観察力と教養がためされる。

デイリーボータルZの記事をみると、
さすがに洗練されたものすごく地味な仮装に感心する。
「昼ごはんにカレーうどんを食った人」
のように、わかりやすい仮装もあるけど、
「雑すぎる人」
「機種変帰りの人」
「なかなか実績を残せない将棋のプロ(6段)」
(「藤井聡太七段に負ける人」だそうです」
「混んでるフードコートで先に水を確保してしまい
 なかなか座れない人」
「異業種から転職したタクシードライバー」
くらいひねられるとわたしはおてあげだ。
解説してもらわないとまったくわからない。

おもしろかったのは(どれもおもしろいけど、とくに)
「羽田についたら寒かった人」
「ときどきロビーにようすを見に来る舞台関係者」
「たまたま強盗にあった人」
(たまたまにも程がある、と壇上でコメントしたが
 強盗にあう人は全員たまたまである。)
というコメントに、そういえば、と納得する。

わたしの職場では、毎年ボジョレー=ヌーボーの解禁日、
つまり11月の第3木曜日に、仮装をしたうえで
ひごろお世話になっている方へ、
ボジョレーをくばりにいくのが恒例行事となっている。
奇抜な仮装は、それはそれでおもしろいけれど、
わたしはデイリーボータルZをそのままパクって、
この2年は地味な仮装でごまかしている。
おととしが、クロネコヤマトの宅急便で、
きょねんは回覧板をまわしにきた近所のおじさんだ。
ただ仮装するだけではおもしろくないので、
ボジョレー・ヌーボーにからめた
もっともらしく必然性のあるストーリーがほしい。
ことしいっしょにまわるのは、看護師さんなので、
それにからめてうまくひねりたいところだ。
だんだん11月の第3木曜日をプレッシャーにかんじてきた。

posted by カルピス at 20:42 | Comment(0) | デイリーポータルZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする