あるきの師匠といっしょに、5時間かけて24キロあるく。
11月3日は特異日としてしられ、
かなりの確率でお天気にめぐまれる。
きょうもそうだった。まったくあぶなげない秋ばれで、
気もちよく宍道湖のまわりや田んぼのなかをあるいた。
お昼ごはんには、スーパーでハムやチーズをかい、
ちかくの公園でサンドイッチをつくった。
ながいあるきのあとで、ゴーカなサンドイッチとワイン、
というのをいちどやってみたかった。
バゲッドをひらき、なかにしこたまチーズとハムをつめる。
デザートはカマンベールチーズをえらぶ。
ワインはコート=デュ=ローヌの赤(いちばんやすかった)。
3000円のかいもので、イメージどおりのお弁当が実現した。
いつもねるまえにワインを半本のんでおり、
それがわたしの適量なのだけど、
ひるにのむワイン半本は、夜よりもよっぱらうようで、
かなりフワフワな状態になる。昼寝までしてしまった。
かえり道のとちゅうで、島根を中心にした芸術家の 作品展による。
ふるい民家を会場にしたもよおしで、12人の作品が展示されている。
中心になって企画した方と師匠がしりあいで、
そうでなければわたしにはまるで縁のない世界だ。
わたしには、作品を鑑賞できるちからがなく、
よしあしはわからなかったけど、
たくさんのひとがおとずれて、はなやいだ雰囲気につつまれていた。
島根のようなひとのすくない地域でも、
こうやってさまざまな芸術家の方が活動されているのにおどろく。
民家は、まるで『夜廻り猫』にでてくる「先生」の家のようで、
縁側があり、おちついた庭がみわたせる。
こういう家なら、ネコたちも安心してあそびにきてくれそうだ。
ながい「あるき」はぜいたくなあそび、とまえの記事にかいたけど、
きょうもまた いいお天気のもと8時間ちかく あちこちをあるき、
ここちよいつかれをたのしむ。
わたしがイメージしていたとおりの サンドイッチとワインによる
ゴーカなお昼を実現できたのもうれしかった。
これ以上はのぞめないほど、最高ないちにちとなった。