タイへ旅行にでかけようとおもう。
きょうはようやくチケットを予約した。
12月21日に出発し、1月4日にもどってくる計画だ。
職場の年末・年始にあわせ、年休を4日とると、
うまくやすみがつながり、16日連休となるのがわかっていた。
これは、神さまがわたしに「旅行しろ」、といっているにちがいない。
いっしょにくらす母が87歳と高齢になり、
いつまで気がるに旅行にでかけられるかわからない。
これからさき、しばらくは旅行にいけないような気がするので、
いけるときにいこうと、とにかくでかける。
きょねんは、チェンマイマラソンへの参加という
おおきな目標があったけど、
こんかいは、とくに用事があるわけではない。
おおざっぱな目標として、
タイの南部にあるプラジュアップキーリーカンと、
東北地方をまわりたいとおもっている。
プラジュアップキーリーカンは、
『タイ国鉄4000キロの旅』(渡邊乙弘・文芸社)のなかで
きれいな駅と海についてふれられていた。
バンコクからそうとおくない田舎町らしい。
タイ東北部は、これまでなんどもタイにいっているのに、
この地域はなんとなく縁がなかった。
きょねんの旅行では、チェンマイマラソンがおわってから、
パーイという町で1週間ほどすごしている。
ゴロゴロしていると、うごくのがめんどくさくなり、
けっきょくチェンマイとパーイだけで旅行がおわってしまった。
その反省から、こんかいは、
できるだけいろんな町をたずねようとおもう。
さきにあげた『タイ国鉄4000キロの旅』は、
渡邊さんがタイの国鉄すべてにのった記録だ。
渡邊さんは筋金いりの鉄道マニアで、
列車や駅についてのこまかな描写がすさまじい。
たとえば
プラジュアップキーリーカン駅を12時58分に発車後、線路は右に緩やかにカーブして行きます。線路の周りと町並みは、均一に離れているので(意図的に離されているのかも)、開放感のある感じがします。右カーブ途中で空軍基地入り口の道路と交差してからは町並みも途絶え、線路と平行している道路には一定間隔で樹木が植えられています。直線区間に入った付近には、左手に分岐して行く空軍基地への燃料物資輸送用の専用線がありましたが、現在廃線となっています。
わたしは、とくに鉄ちゃんではないけど、
これほどマニアックな記述をよむと圧倒され、
自分でもそんな旅行がしてみたくなる。
ただ、この本は691ページで800グラムもあり、
もっていくのはためらってしまう。
せいぜい関係するページに、よく目をとおすぐらいだろう。
本の帯には
ちょっと重いけど、ぜひ旅のお供に連れていってくださいね!
とあるし、おもいといっても
ノートパソコンよりもかるいのだから、
絶対に無理な荷物とはいえない。
もしおともにもっていけば、そしてわたしが鉄ちゃんなら、
すばらしい旅になることうけあいだ。