日本対ベネズエラ 1-1
森保監督にかわってからの3試合は、日本のいいところが目だち、
わくわくするようなおもしろいサッカーをみせてくれたけど、
きょうの相手となったベネズエラは、日本のよさをけしてきた。
前線からプレスをかけてくるし、縦パスをいれさせないよう、
日本への対応がよくねられている印象だ。
日本は中盤でボールをもてず、なかなかシュートまでもちこめない。
それでも前半の20分をすぎたころからは、
相手のうごきになれてきて、なんどもいい場面がでてきた。
そして39分に、中島のフリーキックを酒井がきめて、
ようやく先取点にむすびつける。
後半23分から、日本の前線4人(大迫・中島・堂安・南野)が、
たてつづけに北川・原口・杉本・伊東へとかわる。
パスのだし手となる遠藤と柴崎はのこっているけど、
うけ手が4人ともかわると、なかなか攻撃が身をむすばない。
原口がなんどかドリブルでしかけ、
シュートまでのながれをつくるけど、
それ以外は日本の攻撃にこわさがなくなる。
反対に、ベネズエラは選手交代によっていきおいをとりもどす。
日本は 後半36分にPKから失点し、1-1の同点となり、
そのままひきわけにおわった。
ベネズエラは、攻守とも連携のとれたいいチームだった。
どの選手もよくはしり、テクニックもたかい。
相手がこのレベルになると、日本もなかなかせめられないのが現実だ。
とはいえ、先取点をあげ、そのあともせめつづけていたのだから、
前線を4枚かえたりせず、勝負にこだわれば かてた試合だった。
4人かえたことで、なぜうまくいかなかったかを、
これからのチームづくりにいかしていけばよい。
選手のもち味をいかしながらチームのちからをたかめ、
1月からのアジア杯での活躍を期待したい。
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