あまり酒がほしいとおもわなかったので、
ひさしぶりに酒をのまずにベッドにはいる。
わかっていることだけど、
のまなければ、つぎの日すごくからだがらくだ。
こんなに楽なら、わざわざくるしいおもいなんて
したくないとおもえてきて、
この5日間、酒なしの日がつづいている。
そんなときにかぎって、酒についての記事が目につく。
デイリーポータルZにのった
「酒を皿に注いでストローですするとダメになる」(松本圭司)
https://dailyportalz.jp/kiji/straw-de-sake
がいいかんじ。
「ダメになる」とは、
ヤバイほどきいてくる、という意味だ。
コップにいれた酒を、ストローですうのではなく、
お皿にいれた酒を、ストローですする。
ストローでお酒をすするんですが、コツとしては、酒と空気が半々くらいに混ざるようにすること。
『ズズーツ』って音がする勢いで吸ってください。勢いが大事です。その方がキます。
ストローで酒をすする姿は、
映画でよく目にするコカインのすい方とよくにている。
ガラスのうえにコカインの粉をのせ、
カミソリでこまかくならしてから、
片方の鼻をおさえながらいっきにすいこむ。
いかにもドラッグをきめる、やばそうな場面だ。
松本氏が発見した酒のすすり方は、
鼻からではなく、口ですうのだから、
ぜんぜんちがうはずなのに、ドラッグをきめようとする
あぶなっかしい目つきは共通している。
松本氏は、こののみ方を「皿酒」と名づけ、
友だちにもためしてもらっている。
ストローですすると、意識がすする行為に集中するのか、
だれもがにたような目つきで
アルコールがきいてくるのをたのしんでいる。
まさしくドラッグをきめてるのとおなじ雰囲気をかもしだしている。
記事のはじめのほうで、
すごくようので、蒸留酒にはむかない、とかいておきながら、
松本氏はちゃんとウイスキーでもためしている。
じつは皿じゃなくてもストロー法はゆうこうです。
液面にストローをあてて空気をまぜながらすすればおなじこと。
ここらへんから、文章にしめるひらがなのわりあいがふえてくる。
まるでわたしがかいたみたいで、へんなかんじ。
すするほどにバカになっていくかんじがします。もうかんじへんかんとかどうでもいい。
みんなもバカになりましょう。
すごくたのしそうだけど、酒によわいわたしが「皿酒」をためしたら、
あっという間にわるよいしそうだ。
少ないりょうでながく酔えるので、むしろけんこうてきです(たぶん!)。きょうのヨルはストローでやっていきましょう。
でも吸いすぎにはちゅういな!
は、ほんとうだろうか。