2018年福岡マラソンを録画でみる。
マラソンを録画でみるのははじめてだ。
コマーシャルをとばせるので、あたりまえながら、
2時間ちょっとのレースがすぐにすすんでいく。
服部優馬選手が14年ぶりに
日本人選手としての優勝をはたしたこのレース。
積極的なレースはこびがたかい評価をえたし、
気温20℃という よくないコンディションのなか、
ほかの日本人選手も健闘をみせた。
テレビの画面では、選手のはしりにふれるとき、
ゼッケンナンバーと氏名のほかに、身長と体重もしめされる。
優勝した服部選手の体重は63キロで、
身長からすると(176センチ)おもいのに気づいた。
マラソン選手というと、とくに女性ランナーは、
すごくやせているひとがおおい。
かるければ、無駄なエネルギーはつかわないけれど、
脂肪のすくないからだは余裕のなさでもあり、調整がむつかしい。
大切なレースのまえに、高橋Qちゃんが体重をへらしすぎて
おもうようにはしれなかったのをおぼえている。
服部選手は、上半身がやせていながら63キロなので、
よほど充実した下半身なのだろう。
ただ、やせているといっても、
かつてのマラソン選手の体格よりはずっと筋肉質だ。
ひきしまっている、といったほうがいいかもしれない。
男性ランナーも、むかしでいえば宗兄弟や、中山選手、
今回4位だった設楽選手なども
マラソンランナーのイメージどおりのプロポーションだ。
うでがほそく、長距離だけに特化したからだつき。
選手の体重について興味がわいたので、
上位にはいった選手についてBMIをだしてみた。
日本ではBMIが22程度を 標準体重とされている。
もっとも、競技によって体格にちがいがあり、
マラソンでBMIが22というと、かなりふとめの選手となる。
ここではいちおうの目安としてあげた。
181208福岡マラソンBMI指数.pdf
川内選手は、マラソン選手らしからぬ体格が頭にうかぶとおり、
8人のなかで ひときわたかいBMIだ。
たくさんの練習をこなしながら、
よくこの体重を維持できるものだと不思議にもおもえる。
ゲンをかついで、福岡にはいるといつもたべるという
おおもりのカレーライスのせいでは おそらくない。
ずっといまのような体格なので、川内選手にとって、
65キロという体重が いちばん調子よくはしれるのだろう。
設楽選手のやせ方も、川内選手とは逆の方向でぬきんでている。
高橋Qちゃんのように、やせすぎてちからが発揮できなくないか、
心配になる数字だ(レーズのあとではなんとでもいえる)。
そこへいくと、服部選手のBMI 20.34は、
きわめてバランスがとれている。
ちからづよく、スピードをだせるはしりは、
この体格からもたらされているのではないか。
かてば官軍で、優勝したからなんでもすぐれている、
というわけではないけど、テレビがうつしだす
服部選手のプロポーションと、余裕のあるはしりをみていると、
今回の優勝は体重からもうらづけされているのがわかる。
アフリカ勢はともかくとして、
日本人がマラソンで好タイムをめざすとき、
これまでのようにほそいプロポーションでは世界とたたかえない。
これからのマラソンランナーについて かってに推測すると、
BMIは20くらいがちょうどいいんじゃないかと
ちからづよくわたしは断言する。
だからどうというわけではないけど。
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