1−0で日本
アジア杯のオマーン戦をみる。
ひとことでいうと、おもしろみのない試合だった。
あいてはよくまもったものの、
攻撃の精度はいまひとつのチームだ。
日本はあいてにあわせたかのように、
おなじようなミスからボールをうしなってしまう。
初戦からかわったのは、
センターバックが槙野から富安へ。
ボランチが富安から遠藤へ。
ワントップが、大迫から北川へ。
トルクメニスタン戦では、
富安が本職ではないボランチにはいり、
パートナーは、はじめてコンビをくむ柴崎だったので、
うまくいかなくて当然というくみあわせだった。
2試合目となるオマーン戦は、コンディションがととのい、
初戦の重圧もなくなり、いいわけはきかなくなる。
日本らしいながれがつくれるだろうと楽観していたけど、
あいかわらずおもうようにパスがつながらない。
ときどきチャンスをつくれるものの、
モタモタしてるうちに うまくまもられてしまう。
オマーンの時間帯がながかったわけではないけど、
日本らしいリズムの時間はほとんどなかった。
けっきょく、得点はPKで原口があげた1点にとどまる。
わるいのは前半だけで、後半からは、
さすがにスイッチをいれるだろうとおもっていたのに、
ずっとおなじような単調な攻撃がくりかえされた。
のこり10分ではいった伊東純也のスピードを
あいてがいやがっていたのが、ひとつのすくいだ。
北川が、大迫ほどボールをおさめられないこと。
ドリブルで強引にきりこむ中島がいない。
わるければわるいなりに、なんとかしようと
中心になって声をかける選手がいない。
シュートが相手ゴールキーパーの正面にとんでしまう。
運がないとばかりはいえない。
PKをもらえたし、長友のハンドはみのがされた。
なんでこんなにピリッとしない内容がつづくのだろう。
結果としては、グループリーグを突破できたわけで、
順当に目標を達成したのだけど、
はっきり正体がみえないモヤモヤをかかえている。
パナマやウルグアイとの国際親善試合では、
あんなにわくわくするプレーをみせてくれたのに、
大会となると、まるでちがうチームになってしまった。
それだけアジアのレベルがあがったのだろうか。
このまま決勝トーナメントにすすんだら、
どことあたっても、くるしそうだし、
おもわぬ敗退をまねいても不思議ではない。
タグ:アジア杯