2019年01月17日

NHKカルチャーラジオ「河合俊雄が読み解く村上春樹の”物語”」がおもしろそう

配達ちゅうに車のラジオをきいていたら、
心理学の先生が、村上春樹の本についてはなしている。
先生のなまえは「かわいとしお」というらしい。
心理学で「かわい」なら、もしやとおもい
ネットをみると、河合俊雄というひとだった。
とうぜんお父さんは河合隼雄さんだ。
河合俊雄さんは、お父さんとおなじ、ユング派の精神分析家だという。
河合隼雄さんと村上春樹さんは、
『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』という本をつくっている。
河合さんのもとで 精神分析をうけるひとのおおくが、
村上さんの本をよんでいることから、
村上さんにたいして関心をもっていたという。
それにしても、むすこの俊雄さんまで、
村上さんの本を題材にえらばなくてもよさそうなものだけど。

NHKカルチャーラジオ「文学の世界」の
「河合俊雄が読み解く村上春樹の“物語”」(全12回)は
村上さんファンにとって、とてもおもしろそうだ。
1回目のきょうは(再放送をきいたので)、
物語・夢のリアリティ:
「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」で、
カキフライ論理のはなしもでていた。
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/20190110_0318_kawai_nhkradio/

心理学をこころざし、ユング派をえらび、村上春樹を題材にする。
ここまでお父さんのあとをおうような人生とは、
どんなかんじがするのだろう。
長嶋茂雄さんにたいする 長嶋一茂さんみたいなものかとおもったけど、
河合隼雄さんほど、精神分析において
圧倒的な存在となった父親をもつと、
たとえむすこだからといって、まったくべつの存在と
ひらきなおれるような気がする。
親子だからどうこういわれる世界でもなさそうだし、
コピペしてできた人格なわけではもちろんないし。
そもそも、むるこに「俊雄」と
自分の名前から一文字えらんだ時点で、
父、隼雄さんがひそかにレールをしいたと いえなくもない。

わたしは俊雄さんの本をよんだことがなく、
俊雄さんが、どのような人生をあゆんだすえ、
いまにいたったかをまったくしらない。
そして、父親の河合隼雄さんは、
あれだけたくさんの本をかきながらも、
自分の家族についてはいっさいかたっていない。
しらないものは、想像するしかないけれど、
河合隼雄さんが、むすこをあいてに、
こんこんとユングのはなしをきかせたとはおもえない。
ウィキペディアをみると、
「4歳から7歳までチューリッヒで過ごす」とある。
ここらへんに、河合俊雄さんとユング派とのであいがありそうだけど、
4歳から7歳までの滞在では、まだはやすぎるか。
河合隼雄のむすことしてユング派の精神分析家をめざすのは、
どんな人生なのか興味がわいた。

posted by カルピス at 21:38 | Comment(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする