インフルエンザがはやっているそうで、
週末は寒波も予想されていた。
備蓄のすきなわたしとしては、血がさわぐ場面だ。
まず、ガソリンスタンドで灯油を2缶いれる。
どのストーブも、灯油が満タンなうえに、
6缶のボリ容器にも、これで灯油がみたされた。
18リットルいりの容器は、ほんとうは20リットルはいるので、
貧乏性のわたしは、どの容器にも19リットル灯油をいれている。
ネコのご飯と、トイレの砂もかった。
お米がやすくなっていたので、10キロを3180円でかった。
もちろんトイレットペーパーもそなえておく。
ワイン・焼酎・ウィスキーの補充もおこたりない。
そんなげんきがあるかどうかはわからないけど、
インフルエンザでねこんでもいいように、
本屋さんと図書館へいって、
おもしろ本を何冊か用意してある。
いま『カササギ殺人事件』の(上)をよんでおり、
もしインフルエンザにかかっても、
すこしはラッキーとおもえそうだ。
本をよむ気にならなければ、アジア杯の録画がある。
このようにして、おもいつくだけの用意をすませた。
1週間ぐらい職場が閉鎖になっても、
スーパーやガソリンスタンドがおやすみになっても、
籠城できるだけの燃料と食料、それに本がある状況に、
なんだか胸がさわいでくる。
地震や原発の事故などがおこれば、
わたしの日常などひとたまりはないけど、
電気をふくめたエネルギーがとまるだけなら、
すずしい顔をしてしのげるだろう。
災害をまちのぞむわけではもちろんない。
ただの備蓄ごっこなのだけど、
ものがあるということは、
はかりしれないほど、こころに安心をもたらす。
こうしてみると、断捨離は、都会のひとがやるあそびで、
備蓄にはげむのは、いなかむきのそなえかもしれない。