2019年01月31日

アジア杯 カタール対UAE

アジア杯の決勝で、
日本とたたかうことになった カタールの試合を録画でみる。
相手は、開催国のUAE。
日本代表の監督を以前つとめた ザッケローニさんが指揮をとる。
サッカーライターの宇都宮徹壱さんによると、
カタールが現在、UAEやサウジなど7カ国と断交状態にあること。現地で聞くところでは、カタールからUAEへの入国は原則禁止されており、カタール代表は孤立無援の状態で今大会を戦っているという。

事情はよくわからないけど、
たしかにカタールへのブーイングをよく耳にした。
もっとも、カタールの選手たちは、
こうした四面楚歌な状況になれているようで、
淡々とプレーをつづけている。

試合は、カタールが前半に2点をいれ、
うまさをみせつける。
とくに、2点目となるアリのシュートは、
ディフェンスにかこまれながら、コースがないところを
絶妙なカーブをえがいて、ボストをかすめ、
反対側のゴールネットをゆらした。
アリにとって、今大会8ゴール目で、
これは大会記録とならぶ数らしい。
日本を相手に、9ゴール目をあげれば新記録の達成であり、
なんだかイヤなシナリオが頭のすみをかすめる。

後半は、ザッケローニ監督がたてつづけに選手交代をはかり、
UAEはボールをつなげられるようになる。
ただ、ゴールまえでは、さいごのところでアイデアにとぼしく、
カタールのゴールキーパーのファインセーブもあり、
なかなかゴールをうばえない。
この時間帯に、点がほしかったところなのに、
つぎの点をとったのは、またしてもカタールだった。
後半35分、まえがかりにせめるUAEからボールをうばい、
カウンターがきれいにきまった。
カタールに3点目がはいったことで、UAEは気もちがきれ、
ラフプレーでレッドカードがでたり、
ロスタイムに4点目をいれられたり。

中東の選手たちは、うまくいっているときはつよくても、
いったん気もちがとぎれると、そこで試合がおわってしまう。
日本にやぶれたイラン、そしてこの試合のUAEは、
中東のチームにありがちな よわいメンタル面を
無残にさらけだしてしまった。
まけたときこそ、そのチームの真価がとわれる。
イランもUAEも、ただ自分たちがかてばいいという、
スポーツマンシップからほどとおいレベルにとどまっている。

あすおこなわれる日本対カタールの決勝戦。
ふつうにやれば日本がまけないとおもうものの、
UAEとの試合をみると、カタールもまた
よくまとまったいいチームだ。
おそらくスタジアムは反カタールで一色となり、
日本に有利とはいえ、それはそれで、やりにくい。
日本の選手たちは、カタールをみくびったり しないはずだけど、
リスペクトしすぎて、慎重になりすぎるのもこまる。
カタールは、これまで無失点と、守備がかたいので、
きれいにくずそうとばかりしないで、
ゴリゴリとドリブルをしかけたい。
貪欲にゴールをめざすサッカーをみせてほしい。
タグ:アジア杯

posted by カルピス at 21:09 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする