先日おこなわれたアジア杯をとりあげていた。
ママのミッツマングローブさんに、
常連として宮沢ミシェルさん・福西崇史さん・
鈴木隆行さん・ペナルティヒデさん。
番組がはじまるまえ、というか、
「このあと10分後の9時からはじまります」、
というときのくだけた雰囲気がよかった。
もうすでにできあがっているかのように
福西さんは目がすわっている。
「まだ本番(W杯)じゃないので、
つぎにいかすということで、
この酒場でかたりましょ、ねっ!」
と、カウンターをドンドンたたく福西さん。
宮澤さんも「あの2本がはいっちゃんだからな」
となにやらクダをまいている。
ざわざわとやかましく、ほんものの酒場のようだ。
おわったばかりのアジア杯をふりかえってみると、
日本はイラン戦がうまくいきすぎて、
決勝戦をたたかうまえから、
優勝したかのような雰囲気につつまれていた。
イラン戦を、「事実上の決勝戦」、
なんていってる選手がいたけど(長友だ)、
いまおもえば、カタールに失礼な発言ではないか。
そうした心理状況のなか、イラン戦は攻守ともにうまくはまって、
これまでに最高の試合を演出し、3−0の結果をのこす。
しかし、この勝利で心理的な油断がうまれ、
こころのスキを日本はつかれる。
いっぽうのカタールは、優勝をめざし、
ピークを決勝戦にあわせてきたし、
日本への対策をしっかりたてていた。
日本は格下あいての横綱意識がチラついて、
試合のはいり方がうけ身となり、
そのほんわかした時間帯に、まさかの2点をきめられている。
カタールは、決勝トーナメントで
イラク・韓国・UAEという強豪をやぶってきたチームであり、
これまでにあげてきた育成の成果からも、
けして油断のできない相手だったのはあきらかだ。
日本は、まけるべくしてまけたのであり、
カタールは、優勝にあたいするすぐれたチームだった。
「語り亭」ではアジア杯でみえてきた
日本のいいところ・わるいところが話題にのぼった。
収穫としては、彗星のごとくあらわれた、
ほんもののセンターバックとして、
冨安選手の名前をだれもがあげている。
二十歳とはおもえないほどおちついていて、
判断ミスもなく、相手とのせりあいにもつよい。
自分でも攻撃をしかけられるし、ボランチもできる。
いいとこばかりが目につく、たのもしい存在だ。
いっぽう、攻撃目では、大迫だのみがはっきりでてしまった。
かえのきかない選手だけに、試合にでれないと、
いっぺんに日本の攻撃はうまくいかなくなってしまう。
鈴木隆行さんは、
これからのサッカーは個のちからをあげていかないと、パスだけではくずせなくなっている
とはなしていた。
日本的なサッカーを、なんていつまでも夢をおいもとめていては
さきへすすめないのかもしれない。
アジア杯には、ケガで出場できなかった中島選手が、
6月におこなわれるコパアメリカで、
どんな活躍をみせるのか たのしみにしている。
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