NHK-FMで音楽遊覧船をきく。
今週は、向谷実さんが担当する
「ミュージックエクスプレス」で、
例によって電車とはまったく関係ないはなしでも、
鉄道にのって旅にでるコンセプトだけはくずさない。
きょうは、スタートアップにふさわしい曲の特集で、
ジムやジョギングなどできくと、
からだを自然とうごかしたくなるような曲がかかる。
向谷さんは、定期的にパーソナルトレーニングをうけているそうで、
ときどきそこでのトレーニングを話題にだされる。
わたしがきいたりよんだりするとき、
トレーニングや映画についてふれられると
どうしてもきき耳をたてる。
本や音楽についてのはなしもすきだ。
ひとがどんなトレーニングをしているか、
あるいは、どんな本をよんでいるかに興味があるけど、
そんなブログにはなかなかであえない。
べつに、専門的なくわしいはなしがしりたいのではない。
あまり運動をしなかったひとが、
ひさしぶりにトレーニングをはじめたとか、
めったに映画をみないけど、このまえの◯◯がよかった、
みたいな どうでもいいはなしがすきだ。
きょうの番組では、向谷さんが、奥さんにさそわれて、
ジムで自転車こぎをした体験をはなされた。
奥さんにできるのだから、オレだって、と、
かるい気もちではじめたのに、
さいごまでつづかずにたおれてしまったという。
すこしかっこわるいおもいでばなしとともに、
そのときにながれていた曲を紹介される。
トレーニングについて、あるいは
音楽について、といっても、
そのていどのはなしがわたしにはちょうどいい。
その道をきわめたひとのはなしは、それはそれでおもしろいけど、
初心者や中級者のおもいというは、
あまり発信されていないのではないか。
ひくいはなしがわたしはすきなのかもしれない。
健康づくりのためにジムでマシンにとりくんでいるおじさんは、
いったいなにをかんがえて からだをうごかしているのだろう。
音楽は、あまり気がのらないときに、トレーニングをたすけてくれる。
わたしがふだんどんな曲をきいてはしっているかというと、
トレッドミルのときは「ブルース・ブラザース」のサントラがおおい。
おなじアルバムではじきにあきてしまうので、
ときどきべつの曲にかえる。
わたしぐらいトレーニング歴がながいと、
すこしぐらいアップテンポの曲をきいたぐらいでは、
脳への刺激とならず、からだは反応しない。
音楽ではごまかせないぐらい、
からだはうごきたくないようだ。
わたしぐらいの、ひくいレベルの愛好家が、
なにをどれくらいトレーニングしているのか、わたしはしりたい。