2019年06月02日

J1リーグ第14節、フロンターレがさいごのプレーでレッズにおいつかれる

J1リーグ第14節、川崎フロンターレ対浦和レッズをみる。
レッズは火曜日にオリベイラ監督が解任され、
昨年につづき、大槻氏が監督についている。
たてなおしをはかり、必死でいどんでくるレッズを、
王者のフロンターレがどういなすだろう。

予想どおり、レッズはからだをはったプレッシャーを徹底し、
フロンターレはなかなかまえをむいた攻撃ができない。
しかし、後半にはいると フロンターレがうらをとれるようになる。
6分にレアンドロ=ダミアンが、先制となるゴールをすんなりきめる。
そのあとも、フロンターレは連動して
たかい位置からプレッシャーをかけつづけ、
レッズはなかなかボールをとれない。
こりゃ、フロンターレがつよすぎわ、と
ファンのわたしは、当然のながれにほくそえむ。

しかし、サッカーの神さまは、そのままでおわらせてくれなかった。
後半のアディショナルタイム4分がすぎ、
もうすぐ試合終了というときに、
ボールをもっていたフロンターレの選手が不用意にラインをわり、
レッズにボールがわたってしまう。
レッズにとって おそらく最後のチャンスだ。
レッズはロングスローをいれ、それがコーナーキックへとむすびつく。
レッズはキーパーの西川もあがってきて、全員体制だ。
最後のプレーとして、コーナーキックがけられると、
団子状態となったゴールまえで、
ピンボールみたいにボールがあちこちはげしくうごく。
森脇(レッズ)のシュートがフロンターレのディフェンダーにあたり、
コースのかわったボールがゴールにすいこまれる。
さいごのさいごで、レッズにおいつかれてしまい、
フロンターレはかち点3をとりそこねた。

ボールがラインをわったときに、わるい予感がしたのだ。
最悪のシナリオがあのプレーによりスタートし、
そのあとは一直線にレッズの得点へとなだれこんだ。
悪夢みたい、とはまさしくこういう場面をいうのだろう。
90分以上、ゼロにおさえていたフロンターレが、
さいごのプレーで失点してしまった。
アディショナルタイムの4分をすぎていたのだから、
とてもすんなり失点をみとめる気になれない。
このいかりを なににぶつけたらいいのか。
わたしはとくに熱心なフロンターレサポーターではなく、
ささやかなファンにすぎない。
それでも こんなにくやしいなんて。
きのうの記事に、サポーターとクラブの関係をかいたけど、
わたしは とてもよいサポーターには なれそうもない。
ただはげしく腹をたてるだけだ。
もっとも、こんなおわり方をすれば、
どこのサポーターだっていらついてしまうだろう。

ドローにもちこんだレッズは、
まるでかったかのようにおおさわぎしている。
大槻監督での新体制がうまく機能し、
5連敗をまぬがれたのだから、よろこびは当然だろう。
いっぽうのフロンターレは、
気もちをきりかえるのがたいへんかもしれない。
なんどもかくけど、あと数秒で、かっていた試合なのだ。
さいごのプレーでおいつかれるなんて。
これもサッカーとはいえ、あまりにも残念なひきわけだった。
フロンターレのつよさによいしれ、
はなうたまででそうだった いい気分が、いっしゅんでくずれさった。
すぐそこにたぐりよせていた勝利が、
しんじられない結果にかわったのを、まだうけいれられない。

posted by カルピス at 20:14 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする