国際親善試合、日本対トリニダード=トバゴ 0-0
きいたことはあるけど、どこにあるのか正確にはしらない国、
トリニダード=トバゴ。
地図をみると、南米ベネズエラ沖にうかぶちいさな島だ。
トリニダード島とトバゴ島からなる共和国という。人口は134万人。
そのちいさな国を相手に、
日本はまさかのスコアレス=ドローをえんじてしまった。
日本のスタメンに、中島と大迫、長友が名をつらねる。
右サイドバックは酒井宏樹だ。
もう実力がわかった選手たちを、
森保監督はなぜつかったのだろう。
大迫と中島の相性をみたかったせいかもしれない。
システムは、森保監督になってはじめて 3バックがとりいれられた。
日本がせめあぐねたのは、システムにふなれなだったせいだ。
いろいろためせる試合なのだから、3バックでもおかしくないし、
まだ代表経験のあさい選手たちに 機会があたえられたのは評価したい。
試合開始から、日本は圧倒的にボールを支配する。
相手の選手たちは、からだがつよく、背もたかいけど、
さほどテクニックがあるようにはみえない。
ゴールまえにひいて、カウンターをねらっている。
日本は、中島がたてつづけにシュートをはなつけど、
相手ゴールキーパーがさえていたせいもあり、得点をうばえない。
後半にはいっても、ながれはかわらなかった。
サイドからクロスをあげても、
背のたかいトリニダード=トバゴの選手たちに
ぜんぶはねかえされてしまう。
後半に、南野と原口がはいってからは、
攻撃が活発になったけど、シュートがことごとく
相手キーパーにふせがれる。
ひいてまもる相手をくずせないのは、
日本代表によくある試合だ。
そのうえ、相手のキーパーがさえていた。
つよいシュートがキーパーの正面だったり、
スーパーセーブもいくつかあった。
日本は、運がなかったともいえる。
ことごとくゴールにきらわれてしまった。
からだがつよく、背のたかい選手たち。
そんな相手が極端にひいてまもると、
わかっていても、なかなかくずせない。
W杯予選にむけた準備としては、いい相手だったのではないか。
それにしても、スコアレス=ドローとは。
後半の終盤にはいると、相手の選手たちは足がとまっていた。
それでもさいごのところでゴールをうばえない。
あぶない場面をつくられていたので、
日本は、まけなくてさいわいだったかもしれない。
もうひとつ、トリニダード=トバゴが
どこにあるのかを しれたのも、数すくない収穫だった。