2019年06月26日

杉江由次さんの発見「胃袋こそ人生のバロメーター」

Web本の雑誌に連載中の
「帰ってきた炎の営業日誌」(杉江由次)がすきで、
更新されるのをたのしみにしている。
6月22の「営業日誌」には、
杉江さんのご両親とご夫婦、それにむすめさんとの5人で、
とんかつをたべにいったとかいてある。
http://www.webdoku.jp/column/sugie/2019/06/23/071404.html
ご両親のいきつけのお店なのだそうで、
さいきん調子をくずしていたお父さんは、
「ここにまた来るのが夢だったんだよ」という。
店員さんは、
「そんな大げさな。小さな夢ですよ」
というけど、中高年のわたしには、
お父さんの気もちがよくわかる。
健康に万全の自信など とても もてず、
あした、というか、ほんの数時間さきに、
自分がどうなっているのかさえあやふやだ。
きゅうに気分がわるくなってすわりこむかもしれず、
そのまま病院へはこびこまれとしても、
なんの不思議もなくうけとめられる。

杉江さんのお父さんは、だいすきなカツ丼を半分のこし、
お母さんは「すくなめに」とたのんだご飯さえ半分のこし、
そのすべてを、大学にはいったばかりという
杉江さんのむすめさんが平然とたべている。
「胃袋こそ人生のバロメーター」
が杉江さんの発見だ。
たしかに。
なんの心配もなく、おおもりをあたりまえに注文し、
気あいをいれたらカレーライスを何杯でもおかわりでき、
というころが、わたしにも たしかにあった。
いまでは、おなかがすくからたべる、というよりも、
エネルギーをとりこむために、たいしてほしくなくても
たべものを胃袋におくりこむかんじだ。
カツ丼を半分のこすのも、
さほどとおくない日にやってきそうだ。
まさしく「胃袋こそ人生のバロメーター」であり、
いちどおとろえた食欲が、復活したりはしない。
しずかに、ちゃくじつに、食欲のグラフは右にさがっていく。

posted by カルピス at 21:53 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする